医薬品検索イーファーマトップ > 1179 その他の精神神経用剤の一覧 > クロザリル錠25mgの医薬品基本情報 > クロザリル錠25mgの添付文書情報
一般名 | クロザピン錠 | 薬価 | 66.00 |
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規格 | 25mg 1錠 | 区分 | (劇) |
製造メーカー | ノバルティス ファーマ | 販売メーカー | ノバルティス ファーマ |
薬効 |
1.神経系及び感覚器官用医薬品 11.中枢神経系用薬 117.精神神経用剤 1179.その他の精神神経用剤 |
通常、成人にはクロザピンとして初日は12.5mg(25mg錠の半分)、2日目は25mgを1日1回経口投与する。3日目以降は症状に応じて1日25mgずつ増量し、原則3週間かけて1日200mgまで増量するが、1日量が50mgを超える場合には2~3回に分けて経口投与する。維持量は1日200~400mgを2~3回に分けて経口投与することとし、症状に応じて適宜増減する。ただし、1回の増量は4日以上の間隔をあけ、増量幅としては1日100mgを超えないこととし、最高用量は1日600mgまでとする。
治療抵抗性統合失調症。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物を用いた生殖発生毒性試験において、胚・胎仔毒性及び催奇形性は認められていない。プロラクチン濃度の増加に伴う二次的な影響と考えられる性周期の乱れ、交配所要日数延長、着床前死亡数増加及び受胎動物数減少(ラット、20あるいは40mg/kg/日、経口)が、母動物体重減少に伴う二次的な影響と考えられる胎仔発育遅延(ラット及びウサギ、40mg/kg/日、経口)及び流産(ウサギ、40mg/kg/日、経口)が報告されている。また、妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状があらわれたとの報告がある。
授乳しないことが望ましい(動物実験(ラット)において、乳汁中への移行が報告されている)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
高齢者の場合、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(抗コリン作用による尿閉・便秘等があらわれやすく、また特に循環器機能が低下している高齢者では起立性低血圧や頻脈があらわれやすいとの報告がある)。
本剤は主に代謝酵素チトクロームP450(CYP1A2、3A4)で代謝される。
PTP包装から取り出した錠剤はなるべく速やかに使用すること。PTP包装から取り出し無包装状態で放置すると光により退色することがある(退色の認められたものは使用しない)。
室温保存。