商品名

カコージン注100mg 添付文書情報

カコージン注100mgの用法用量

ドパミン塩酸塩として1分間あたり1~5μg/kgを点滴静脈投与し、患者の病態に応じ20μg/kgまで増量することができる。必要に応じて日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液、総合アミノ酸注射液、ブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等で希釈する。投与量は患者の血圧、脈拍数及び尿量により適宜増減する。

カコージン注100mgの効能効果

  • 1.急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)。
  • 2.次記のような急性循環不全状態に使用する。
    • 1)無尿、乏尿や利尿剤で利尿が得られない場合の急性循環不全状態。
    • 2)脈拍数の増加した急性循環不全状態。
    • 3)他の強心・昇圧剤により副作用が認められたり、好ましい反応が得られない急性循環不全状態。

カコージン注100mgの副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない(再審査対象外)。

  • 1.重大な副作用(頻度不明)
    • 1)麻痺性イレウスが現れることがある。
    • 2)末梢血管の収縮により四肢冷感等の末梢虚血が起こり、壊疽を生じることもあるので、四肢の色や温度を十分に観察し、変化が現れた場合には投与を中止し、必要があればα-遮断剤を静脈内投与する。
  • 2.その他の副作用(頻度不明)
    • 1)循環器:不整脈(心室性期外収縮、心房細動、心室性頻拍等)[不整脈が発現した場合には抗不整脈剤を投与するか、又は本剤の投与を中止する]、頻脈、動悸。
    • 2)消化器:嘔気、嘔吐、腹部膨満、腹痛。
    • 3)その他:静脈炎、注射部位の変性壊死、起毛。

カコージン注100mgの使用上の注意

【禁忌】

褐色細胞腫の患者[カテコールアミンを過剰に産生する腫瘍であるため、症状が悪化する恐れがある]。

【慎重投与】

  • 1.末梢血管障害のある患者(糖尿病、アルコール中毒、凍傷、動脈硬化症、レイノー症候群、バージャー病等)[末梢血管収縮作用により症状が悪化する恐れがある]。
  • 2.未治療の頻脈性不整脈又は心室細動の患者[陽性変時作用により症状が悪化する恐れがある]。

【重要な基本的注意】

  • 1.それぞれのショック状態において必要に応じ最初に輸液、輸血、呼吸管理、ステロイド投与等の処置を考慮する。
  • 2.血圧、脈拍数及び尿量等、患者の状態を観察しながら投与する。
  • 3.大量投与して、脈拍数の増加や期外収縮の頻発が現れた場合、あるいは尿量の増加がみられない場合には本剤を減量するか中止する。

【相互作用】

  • 併用注意:
  • 1.フェノチアジン誘導体(プロクロルペラジン等)、ブチロフェノン誘導体(ドロペリドール等)[本剤の腎動脈血流増加等の作用が減弱することがある(併用薬剤はドパミン受容体遮断作用を有する)]。
  • 2.モノアミン酸化酵素阻害剤[本剤の作用が増強かつ延長することがある(本剤の代謝が阻害される)]。
  • 3.ハロゲン化炭化水素系麻酔剤(ハロタン等)[頻脈・心室細動等の不整脈を起こす恐れがある(併用の麻酔剤により、本剤の感受性が高まる)]。

【高齢者への投与】

高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与する。

【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

【過量投与】

誤って過量投与した場合には、患者の状態が安定するまで投与速度を落とすか、一時的に投与を中止し、必要な場合にはα-遮断剤の投与等適切な処置を行う。

【適用上の注意】

  • 1.投与経路:点滴静脈投与にのみ使用し、直接静脈内投与しない。
  • 2.調製時:
    • 1)pH8.0以上になると着色することがあるので、重曹のようなアルカリ性薬剤と混合しない。
    • 2)希釈溶液として日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液、総合アミノ酸注射液及びブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等がある。
    • 3)本剤は「一点カットアンプル」を使用しているので、ヤスリを用いず、アンプル枝部のマーク(青)の反対方向に折りとる。アンプルカット時に異物の混入を避けるため、アンプル首部の周りをエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
  • 3.投与時:血管外へ漏れた場合、注射部位を中心に硬結、又は壊死を起こすことがあるので、できるだけ太い静脈を確保するなど慎重に投与する。

【取扱い上の注意】

  • 1.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、39カ月)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、カコージン注100mgは通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
  • 2.使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。
カコージン注100mg

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