コルドリン顆粒4.17%の用法・用量
成人1回0.6g1日3回経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。
コルドリン顆粒4.17%の効能・効果
次記疾患に伴う咳嗽:急性気管支炎、急性上気道炎。
コルドリン顆粒4.17%の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 1.重大な副作用:
- 1)ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):蕁麻疹、冷汗、呼吸困難、喉頭浮腫、血圧低下等の異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 2)皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形滲出性紅斑(いずれも頻度不明)。
- 2.その他の副作用:
- [1]消化器:(1~5%未満)食欲不振、胃痛・胃重感・胃部不快感、嘔気・嘔吐、(1%未満)便秘、下痢、口渇、腹痛、(頻度不明)口内炎。
- [2]精神神経系:(1~5%未満)頭重感、めまい感、(1%未満)頭痛、のぼせ感、眠気、四肢しびれ感、(頻度不明)筋痙攣、手指のふるえ、浮遊感。
- [3]過敏症:(1%未満)発疹、(頻度不明)そう痒。
- [4]循環器:(1%未満)心悸亢進。
- [5]その他:(1%未満)喀出困難、(頻度不明)口中しびれ感、舌しびれ、倦怠感、にがみ感、味覚低下。
コルドリン顆粒4.17%の使用上の注意
【合併症・既往歴等のある患者】
- 1.衰弱者:本剤は中枢性鎮咳剤である。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【相互作用】
- 2.併用注意:
- [1]中枢神経抑制薬(フェノチアジン系薬剤、三環系抗うつ剤、ベンゾジアゼピン系薬剤、モノアミン酸化酵素阻害剤等)[本剤の作用が増強されることがある(本剤は咳中枢に作用し、咳嗽抑制作用を示す)]。
- [2]中枢神経興奮薬(エフェドリン塩酸塩、マオウ、メチルフェニデート塩酸塩等)[本剤の作用が減弱されることがある(本剤は咳中枢に作用し、咳嗽抑制作用を示す)]。
【その他の注意】
- 2.非臨床試験に基づく情報:動物実験(ラット)の長期大量投与時に肝細胞に可逆性の中性脂肪沈着及び肝細胞に可逆性のミエリン体出現が認められている。
【保管上の注意】
室温保存。