フスタゾール散10%の用法・用量
クロペラスチン塩酸塩として、通常成人1日30~60mg(クロペラスチンフェンジゾ酸塩として53.1~106.2mg)を3回に分割経口投与する。小児にはクロペラスチン塩酸塩として、1日2歳未満7.5mg、2歳以上4歳未満7.5~15mg、4歳以上7歳未満15~30mgを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
【用法及び用量に関連する注意】
- 1.1日投与量:1日あたりの製剤量は次のとおりである。
- [1]成人:散10%としての1日投与量300mg~600mg。
- [2]小児(2歳未満):散10%としての1日投与量75mg。
- [3]小児(2歳以上4歳未満):散10%としての1日投与量75~150mg。
- [4]小児(4歳以上7歳未満):散10%としての1日投与量150~300mg。
フスタゾール散10%の効能・効果
次記疾患に伴う咳嗽:感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核、肺癌。
フスタゾール散10%の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]精神神経系:(頻度不明)眠気。
- [2]消化器:(頻度不明)悪心、食欲不振、口渇。
フスタゾール散10%の使用上の注意
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【高齢者】
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
【保管上の注意】
室温保存。