マナミンTM散の組成・成分
- 1.3g中
- ビオヂアスターゼ:100mg
- メタケイ酸アルミン酸マグネシウム:400mg
- 炭酸水素ナトリウム:300mg
- 沈降炭酸カルシウム:200mg
- ショウキョウ末:24.5mg
- チョウジ末:10.0mg
- ウイキョウ末:20.0mg
- サンショウ末:1.0mg
- ケイヒ末:74.5mg
- カンゾウ末:159.5mg
- オウレン末:10.0mg
マナミンTM散の用法・用量
成人1回1.3g、14~7歳半量、6~4歳1/3量、3~2歳1/6量を1日3回毎食後、水又は温湯で服用する。症状に応じて適宜増減する。
マナミンTM散の効能・効果
次記消化器症状の改善:食欲不振、胃部不快感、胃もたれ、嘔気、嘔吐。
マナミンTM散の副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
- 1.長期・大量投与:(頻度不明)腎結石、尿路結石。
- 2.代謝異常:(頻度不明)高マグネシウム血症[長期投与により現れることがある]。
- 3.消化器:(頻度不明)便秘等。
- 4.過敏症:(頻度不明)発疹等[発現した場合には投与を中止する]。
- 5.その他:(頻度不明)低カリウム血症、血圧上昇、体重増加、浮腫等[カンゾウを配合しているため、長期連用により現れることがある]。
マナミンTM散の使用上の注意
【禁忌】
- 1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 2.透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症が現れる恐れがある]。
- 3.ナトリウム摂取制限を必要とする患者(高ナトリウム血症、浮腫、妊娠高血圧症候群等)[ナトリウムの貯留増加により症状が悪化する恐れがある]。
- 4.高カルシウム血症の患者[血中カルシウム濃度が上昇し、症状を悪化させる恐れがある]。
- 5.甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[血中カルシウム濃度の上昇により病態に悪影響を及ぼす恐れがある]。
【慎重投与】
- 1.腎不全の患者[排泄障害により副作用が現れることがある]。
- 2.重篤な消化管潰瘍のある患者[炭酸水素ナトリウムを配合しているため、症状が悪化する恐れがある]。
- 3.心機能障害のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
- 4.肺機能障害のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
- 5.リン酸塩低下のある患者[アルミニウムにより無機リンの吸収が阻害される]。
- 6.低クロル性アルカローシス等の電解質失調の患者[症状が悪化する恐れがある]。
【相互作用】
- 併用注意:
- 1.活性型ビタミンD(アルファカルシドール、カルシトリオール)[高カルシウム血症が現れやすくなる(これらの薬剤は腸管でのカルシウム吸収を促進させる)]。
- 2.テトラサイクリン系抗生物質<服用>等、ニューキノロン系抗菌剤<服用>(エノキサシン<服用>、ノルフロキサシン<服用>、オフロキサシン<服用>等)[本剤との併用により、これらの薬剤の効果が減弱することがあるので、同時に服用させないなど注意するが、この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある(消化管内で難溶性のキレートを形成し、これらの薬剤の吸収を阻害する)]。
- 3.大量の牛乳・カルシウム製剤[Milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)が現れる恐れがあるので、観察を十分に行い、症状が発現した場合には投与を中止する(牛乳と炭酸水素ナトリウムを大量摂取した場合に起こる症候群である)]。
- 4.その他の併用薬剤<服用>[併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるが、この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより弱まるとの報告がある(本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による)]。
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
【取扱い上の注意】
安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、マナミンTM散は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
マナミンTM散の成分一致薬品
成分一致薬品は見つかりませんでした。