医薬品検索イーファーマトップ > 2456 プレドニゾロン系製剤の一覧 > ソル・メドロール静注用125mgの医薬品基本情報 > ソル・メドロール静注用125mgの添付文書情報
一般名 | メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム注射用 | 薬価 | 605.00 |
---|---|---|---|
規格 | 125mg 1瓶(溶解液付) | 区分 | |
製造メーカー | ファイザー | 販売メーカー | ファイザー |
薬効 |
2.個々の器官系用医薬品 24.ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む) 245.副腎ホルモン剤 2456.プレドニゾロン系製剤 |
〈急性循環不全〉
出血性ショック
通常、メチルプレドニゾロンとして1回125~2000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。症状が改善しない場合には、適宜追加投与する。
感染性ショック
通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして1回1000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。症状が改善しない場合には、1000mgを追加投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
〈腎臓移植に伴う免疫反応の抑制〉
通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして1日40~1000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
〈受傷後8時間以内の急性脊髄損傷患者(運動機能障害及び感覚機能障害を有する場合)における神経機能障害の改善〉
受傷後8時間以内に、メチルプレドニゾロンとして30mg/kgを15分間かけて点滴静注し、その後45分間休薬し、5.4mg/kg/時間を23時間点滴静注する。
〈ネフローゼ症候群〉
・ 通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして1日500~1000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。・ 通常、小児にはメチルプレドニゾロンとして1日30mg/kg(最大1000mg)を緩徐に静注又は点滴静注する。
〈多発性硬化症の急性増悪〉
通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして1日500~1000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。
〈治療抵抗性のリウマチ性疾患〉
・ 通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして1日500~1000mgを緩徐に静注又は点滴静注する。・ 通常、小児にはメチルプレドニゾロンとして1日30mg/kgを緩徐に静注又は点滴静注する。なお、症状や患者の反応に応じて適宜増減するが、1日1000mgを超えないこと。
〈川崎病の急性期(重症であり、冠動脈障害の発生の危険がある場合)〉
通常、メチルプレドニゾロンとして1日1回30mg/kg(最大1000mg)を、患者の状態に応じて1~3日間点滴静注する。
〈気管支喘息〉
・ 通常、成人にはメチルプレドニゾロンとして初回量40~125mgを緩徐に静注又は点滴静注する。その後、症状に応じて、40~80mgを4~6時間ごとに緩徐に追加投与する。・ 通常、小児にはメチルプレドニゾロンとして1.0~1.5mg/kgを緩徐に静注又は点滴静注する。その後、症状に応じて、1.0~1.5mg/kgを4~6時間ごとに緩徐に追加投与する。
〈再発又は難治性の悪性リンパ腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合〉
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、本剤の投与量及び投与方法はメチルプレドニゾロンとして250~500mgを1日1回5日間、緩徐に静注又は点滴静注する。これを1コースとして、3~4週ごとに繰り返す。
〈ネフローゼ症候群、治療抵抗性リウマチ性疾患〉原則として、経口副腎皮質ホルモン剤(プレドニゾロン等)による適切な治療で十分な効果がみられない場合に使用すること。〈川崎病の急性期(重症であり、冠動脈障害の発生の危険がある場合)〉静注用免疫グロブリン不応例又は静注用免疫グロブリン不応予測例に投与すること。〈気管支喘息〉本剤の投与にあたっては、最新のガイドラインを参考に、本剤の投与が適切と判断される患者に使用すること。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(糖質コルチコイドを用いた動物実験で催奇形作用(口蓋裂)が報告されており、また、新生児に副腎不全を起こすことがある)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(糖質コルチコイドは乳汁中へ移行することがある)。
長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用があらわれやすい。
本剤は主として薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される。
副腎皮質ホルモン剤の投与により、皮膚試験の反応が抑制されることがあるので、本剤投与中に皮膚試験を実施する場合は注意すること。
外箱から取り出した後は、光を避けて保存すること。
室温保存。