ヘモクロンカプセル200mgの用法・用量
通常、成人には1回1カプセル(トリベノシドとして200mg)を1日3回、食後に経口投与する。
ヘモクロンカプセル200mgの効能・効果
内痔核に伴う出血・腫脹。
ヘモクロンカプセル200mgの副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 1.重大な副作用:
- 1)多形<滲出性>紅斑(頻度不明)。
- 2.その他の副作用:
- [1]過敏症:(1~5%未満)発疹、(0.1~1%未満)そう痒感、(頻度不明)発熱。
- [2]消化器:(0.1~1%未満)腹痛、下痢、悪心、食欲不振、胃もたれ感、嘔吐、口内乾燥感、口角炎、口唇小水疱、(頻度不明)胃痛、便秘。
- [3]精神神経系:(頻度不明)頭痛、しびれ感。
- [4]その他:(0.1~1%未満)顔面浮腫、倦怠感。
ヘモクロンカプセル200mgの使用上の注意
【禁忌】
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
【重要な基本的注意】
発疹等があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、過敏症の既往の有無について十分に問診を行うこと。
【合併症・既往歴等のある患者】
- 1.他の薬剤に対する過敏症や食物に対する過敏症等の既往歴のある患者:発疹等の過敏症状発現頻度が高い傾向にある。
- 2.気管支喘息、アレルギー性鼻炎等アレルギー疾患の患者及びそれらの既往歴のある患者:発疹等の過敏症状発現頻度が高い傾向にある。
- 3.他のトリベノシド製剤併用患者:トリベノシドの血中濃度が上昇する。
- 4.関節リウマチの患者:トリベノシドの経口投与による動物実験(ラット)でアジュバント関節炎を増強させる傾向が報告されている。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【高齢者】
一般に生理機能が低下している。
【相互作用】
- 2.併用注意:クマリン系抗凝固剤、ワルファリンカリウム[クマリン系抗凝固剤の作用を増強することがあるので、併用する場合は抗凝固剤の用量を調節するなど注意すること(機序は不明であるが、ラットによるプロトロンビン時間を指標とした試験で、トリベノシドはクマリン系抗凝固剤ジクマロールの作用を増強するとの報告がある)]。
【適用上の注意】
- 1.薬剤調製時の注意:一包化調剤は避けること。本剤は吸湿しやすい製剤であるので、PTPシートからカプセルを取り出さないように注意すること。
- 2.薬剤交付時の注意:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
【取扱い上の注意】
本剤は吸湿しやすい製剤であるため、アルミ袋開封後は袋の口を2~3回折りたたんで保管すること。
【保管上の注意】
室温保存。
ヘモクロンカプセル200mgの成分一致薬品
成分一致薬品は見つかりませんでした。