パオスクレー内痔核内注射用250mgの用法・用量
通常、成人1回5mLを粘膜下に注射し、1部位に対する1回の注射量は1~3mLとする。症状に応じ、適宜増減する。
パオスクレー内痔核内注射用250mgの効能・効果
内痔核。
パオスクレー内痔核内注射用250mgの副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]投与部位:(0.1~5%未満)疼痛、びらん、肛門部不快感、腫脹、注射部出血、(0.1%未満)肛門部狭窄感、(頻度不明)痔核嵌頓、血腫。
- [2]循環器:(0.1%未満)徐脈、(頻度不明)血圧低下。
- [3]消化器:(0.1~5%未満)悪心、(頻度不明)嘔吐。
- [4]その他:(0.1~5%未満)冷汗、(0.1%未満)めまい、(頻度不明)悪寒、熱感。
発現頻度は、承認時及び承認後の副作用頻度調査を含む。
パオスクレー内痔核内注射用250mgの使用上の注意
【禁忌】
- 1.次の部位には使用しないこと。・ 肛門<歯状線より下方>[疼痛を伴う]。・ 直腸下部の粘膜下以外の部位[びらん・壊死等の症状があらわれることがある]。
【重要な基本的注意】
- 1.本剤の副作用は注射手技上発生することが多いので、次記の点に特に注意すること。
- 1)痔静脈内に誤って注入すると、まれに肝臓の油塞栓を生じることがあるので、注射筒に血液の逆流のないことを確かめるなど、特に注意すること。
- 2)歯状線より下方に注入したり、薬液が歯状線下に浸潤すると、肛門部疼痛が、また、粘膜内に注入すると注射部のびらん・壊死等の症状があらわれることがあるので、歯状線より上部(直腸下部)の粘膜下に注入すること。
- 3)前方に深く注入すると、まれに排尿障害、前立腺炎、尿道部疼痛等の症状があらわれることがあるので注意すること。
- 2.注射後、20分間程度医師の監督下に留め、患者の全身状態を観察すること。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【高齢者】
一般に生理機能が低下している。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与時の注意:
- 1)注射針刺入時、血液の逆流のないことを確かめること。
- 2)5~20mmの二段針又は22~23ゲージの70~80mmの針で粘膜下組織に少量の薬液を注入し痛みなく浮腫状膨隆が起き粘膜の小血管走行が明瞭になってくることを確かめる(尚深すぎれば疼痛があり浅すぎれば白色貧血状の膨疹となるのでこの場合は注入をやり直す)。
【保管上の注意】
室温保存。