イソジンパーム液0.5%の用法・用量
本剤適量を手掌に取り、乾燥するまで摩擦する。また、必要に応じ、同様の消毒を繰り返す。
イソジンパーム液0.5%の効能・効果
手指の消毒。
イソジンパーム液0.5%の副作用
安全性評価対象症例154例中5例に手荒れを認めたが、いずれも軽度であった。この他に副作用は認められなかった。また、本剤3カ月連続使用を行った12例において、トリヨードサイロニン(T3)、サイロキシン(T4)、遊離トリヨードサイロニン(FT3)、遊離サイロキシン(FT4)等甲状腺ホルモン関連物質、及び臨床検査値のいずれも異常は認められなかった(承認時)。
- 1.重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等)(0.1%未満)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行う。
- 2.その他の副作用
- 1)過敏症:(0.1%未満)発疹等[症状が現れた場合には、使用を中止する]。
- 2)皮膚:(0.1%未満)接触皮膚炎、皮膚そう痒感、皮膚灼熱感、皮膚潰瘍。
- 3)甲状腺:(0.1%未満)血中甲状腺ホルモン値上昇(T3値上昇、T4値上昇等)あるいは血中甲状腺ホルモン値低下(T3値低下、T4値低下等)などの甲状腺機能異常。
イソジンパーム液0.5%の使用上の注意
【慎重投与】
- 1.本剤に対し過敏症又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある者。
- 2.甲状腺機能異常のある者[血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に影響を与える恐れがある]。
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
妊娠中及び授乳中の婦人には、長期にわたる広範囲の使用を避ける。
【臨床検査結果に及ぼす影響】
酸化反応を利用した潜血試験において、本剤が検体に混入すると偽陽性を示すことがある。
【適用上の注意】
- 1.使用部位
- 1)損傷・創傷のある手指には使用しない(エタノールを含有するため刺激作用を有する)。
- 2)経口投与しない。
- 2.使用時:
- 1)眼に入らないように注意する(入った場合には水でよく洗い流す)。
- 2)石鹸類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石鹸分を洗い落としてから使用する。
【その他の注意】
ポビドンヨード製剤を新生児に使用し、一過性甲状腺機能低下を起こしたとの報告がある。
【取扱い上の注意】
衣類に付いた場合は水で容易に洗い落とせ、また、チオ硫酸ナトリウム溶液で脱色できる。
【保管上の注意】
密栓し、火気及び直射日光を避けて、保存。