イソプロパノール消毒液50%「ニプロ」の用法・用量
本剤をそのまま用いる。
イソプロパノール消毒液50%「ニプロ」の効能・効果
手指・皮膚の消毒、医療機器の消毒。
イソプロパノール消毒液50%「ニプロ」の副作用
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
- 1.過敏症:(頻度不明)発疹等[このような症状が現れた場合には、使用を中止する]。
- 2.皮膚:(頻度不明)皮膚刺激症状[このような症状が現れた場合には、使用を中止する]。
イソプロパノール消毒液50%「ニプロ」の使用上の注意
【禁忌】
損傷皮膚及び粘膜[損傷皮膚及び粘膜への使用により、刺激作用を有する]。
【重要な基本的注意】
- 1.眼に入らないよう注意する(眼に入った場合は直ちによく水洗する)。
- 2.広範囲又は長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意する[イソプロパノール蒸気に大量に又は繰り返しさらされた場合、粘膜への刺激、頭痛等を起こすことがある]。
【臨床検査結果に及ぼす影響】
注射部位に発赤を起こすことがあるので、アレルギーテストの判断を妨害することがある。
【適用上の注意】
- 1.投与経路:外用にのみ使用する。
- 2.使用時:
- 1)同一部位(皮膚面)に反復使用した場合には、脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので注意する。
- 2)本剤は血清、膿汁等の蛋白質を凝固させ、内部にまで浸透しないことがあるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合には、十分に洗い落としてから使用する。
- 3)合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具等には変質するものがあるので、このような器具は長時間浸漬しない。
- 4)本剤は引火性、爆発性があるため、火気(電気メス使用等も含む)には十分注意する。
【取扱い上の注意】
- 1.キャップを取るときは、液が飛び出さないように容器の肩部を持ち、キャップを開封する。
- 2.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1~30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、本剤は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
- 3.使用後、フィルムをはがしてキャップをはずした後、空容器を添付文書の図のようにして折り目を外側に押しつぶす(つぶした後は元に戻らない)。
【保管上の注意】
密栓。火気を避けて保存。