消毒用エタプロコールの用法・用量
本品をそのまま消毒部位に塗布する。
消毒用エタプロコールの効能・効果
手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、医療機器の消毒。
消毒用エタプロコールの副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
- 1.過敏症:(頻度不明)発疹等[このような症状が現れた場合には使用を中止する]。
- 2.皮膚:(頻度不明)皮膚刺激症状[このような症状が現れた場合には使用を中止する]。
消毒用エタプロコールの使用上の注意
【禁忌】
損傷皮膚及び粘膜[損傷皮膚及び粘膜への使用により、刺激作用を有する]。
【重要な基本的注意】
- 1.本剤が眼に入らないように注意する(眼に入った場合は直ちによく水洗する)。
- 2.広範囲又は長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意する[エタノール及びイソプロパノール蒸気に大量に又は繰り返しさらされた場合、粘膜への刺激、頭痛等を起こすことがある]。
【臨床検査結果に及ぼす影響】
注射部位に発赤を起こすことがあるので、アレルギーテストの判断を妨害することがある。
【適用上の注意】
- 1.投与経路:外用にのみ使用する。
- 2.使用時:
- 1)同一部位(皮膚面)に反復使用した場合には、脱脂等による皮膚荒れを起こすことがあるので注意する。
- 2)血清、膿汁等の蛋白質を凝固させ、内部にまで浸透しないことがあるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合には、十分に洗い落としてから使用する。
- 3)合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等には、変質するものがあるので、このような器具は長時間浸漬しない。
- 4)本剤は引火性、爆発性があるため、火気(電気メス使用等も含む)には十分注意する。また、電気メスによる発火事故が報告されているので、電気メス等を使用する場合には、本剤を乾燥させ、アルコール蒸気の拡散を確認してから使用する。
【その他の注意】
経皮的エタノール注入療法(PEIT)には使用しない。
【取扱い上の注意】
- 1.飲用不可。
- 2.使用後、折り目に沿ってつぶし空気が入らない様にキャップを閉める。
【保管上の注意】
遮光した気密容器に入れ、火気を避けて保存。