ボチシート20%の用法・用量
通常、患部の大きさに合わせ適当な大きさに切り、症状に応じ1日1~数回患部に貼付する。
ボチシート20%の効能・効果
- [1]次記皮膚疾患の収れん・消炎・保護・緩和な防腐:外傷、熱傷、凍傷、湿疹・皮膚炎、肛門そう痒症、白癬、面皰、せつ、よう。
- [2]その他の皮膚疾患によるびらん・潰瘍・湿潤面。
ボチシート20%の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]過敏症:(頻度不明)過敏症状。
- [2]皮膚:(頻度不明)発疹、皮膚刺激感。
ボチシート20%の使用上の注意
【禁忌】
重度熱傷又は広範囲熱傷の患者[酸化亜鉛が創傷部位に付着し、組織修復を遷延させることがある]。
【適用上の注意】
- 1.薬剤交付時の注意:製品の品質保持のため、開封後の薬剤はトレイにのせて袋にもどし、開封口を折り返して、なるべく涼しい所に保存するよう、患者に注意させること。
- 2.薬剤使用時の注意:
- 1)眼またはその周辺には使用しないこと。
- 2)必要に応じて、包帯、テープ等で固定すること。
- 3)使用にあたっては次の諸点を参考にし、正しく使用すること。
- (1)袋のおもて面を上にして開封し、トレイごと取り出す。使用時に、分割線に沿って切り取る(本剤をフィルムの分割線に沿って切ると、5cm×5cmとなり、軟膏量5gに相当する)。
- (2)角に約1cmの切り込みを入れる。
- (3)フィルムだけをゆっくりとはがす。
- (4)患部にモザイク状に貼付する。
- 4)本剤(軟膏)が、衣服、皮革、装身具、家具等に付着すると、変色・変質することがあるので注意すること。
【その他の注意】
- 1.臨床使用に基づく情報:本剤を医師の判断によりステロイド外用剤との重層療法に使用した場合、そう痒、毛嚢炎等の皮膚症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
【取扱い上の注意】
- 1.高温の場所や直射日光をさけて保管し、なるべく涼しい所に保管すること。
- 2.開封後の薬剤はトレイにのせて袋にもどし、開封口を折り返して、なるべく涼しい所に保存すること。
【保管上の注意】
室温保存。