フェルデン軟膏0.5%の用法・用量
本品の適量を1日数回患部に塗擦する。
フェルデン軟膏0.5%の効能・効果
次記疾患並びに症状の鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、腱炎・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛(筋炎・筋膜炎等)、外傷後の腫脹・外傷後の疼痛。
フェルデン軟膏0.5%の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]皮膚(局所):(0.1~1%未満)湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒感、(0.1%未満)発赤、発疹、粃糠様落屑[症状が強い場合には使用を中止すること]。
- [2]過敏症:(頻度不明)光線過敏症[発現した場合には使用を中止すること]。
フェルデン軟膏0.5%の使用上の注意
【禁忌】
- 1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 2.アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤な喘息発作を誘発又は再発させるおそれがある]。
【重要な基本的注意】
- 1.消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
- 2.慢性疾患(変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には薬物療法以外の療法も考慮すること。
【合併症・既往歴等のある患者】
- 1.気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴は除く>のある患者:喘息発作を誘発させるおそれがある。
- 2.皮膚感染症のある患者:感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること(皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある)。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【高齢者】
副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に使用すること。
【適用上の注意】
- 1.薬剤使用時の注意:
- 1)眼及び粘膜に使用しないこと。
- 2)表皮が損傷している場合に使用すると一過性の刺激感を起こすことがあるので注意すること。
- 3)密封包帯法で使用しないこと。
【保険給付上の注意】
本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)。
【保管上の注意】
室温保存。