スルプロチン軟膏1%の用法・用量
- 1.急性湿疹、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、慢性湿疹、皮脂欠乏性湿疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎:本品の適量を1日数回患部に塗布する。
- 2.帯状疱疹:本品の適量を1日1~2回患部に塗布又は貼布する。
スルプロチン軟膏1%の効能・効果
急性湿疹、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、慢性湿疹、皮脂欠乏性湿疹、酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎、帯状疱疹。
スルプロチン軟膏1%の副作用
スプロフェンを1%含有する軟膏製剤における承認時及び使用成績調査の結果を集計したところ、安全性検討症例14,044例中副作用が報告されたのは、186例(1.32%)であり、主な副作用は発赤64件(0.46%)、刺激感57件(0.41%)、そう痒53件(0.38%)、紅斑44件(0.31%)等であった。また、臨床検査は112例に実施されたが、本剤に起因すると考えられる変化は認められなかった(再審査終了時)。
皮膚:(0.1~5%未満)皮膚刺激感、発赤、皮膚そう痒、皮膚腫脹、紅斑、丘疹、落屑、接触皮膚炎、(0.1%未満)光線過敏症[発現した場合は、使用を中止する]。
スルプロチン軟膏1%の使用上の注意
【禁忌】
- 1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 2.ケトプロフェン<外皮用剤>に対して過敏症、チアプロフェン酸に対して過敏症、フェノフィブラートに対して過敏症及びオキシベンゾンに対して過敏症の既往歴のある患者[これら製剤との交叉感作性により、本剤の使用によって過敏症を誘発する恐れがある]。
【重要な基本的注意】
本剤の長期使用により過敏症状が現れる可能性がある。
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
- 1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用する[妊婦に対する安全性は確立していない]。
- 2.シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
【小児等への投与】
低出生体重児、新生児又は乳児に対する長期投与の安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
【適用上の注意】
- 1.使用時:大量又は広範囲の使用は避ける。
- 2.投与経路:眼科用に使用しない。
【その他の注意】
外国では経口投与において側腹部痛(急激な尿酸排泄による尿酸結石)が報告されており、日本及び外国で経口剤は発売されていない。
【取扱い上の注意】
安定性試験結果の概要:長期保存試験(4年)の結果、スルプロチン軟膏1%は通常の市場流通下において4年間安定であることが確認された。
【保管上の注意】
遮光。