氷酢酸恵美須の用法・用量
- 1.本剤はこのまま治療薬として使用することは少ない。
- 2.本剤を薄めて適当な濃度にしたものは治療上及び食用上種々の用途がある。
氷酢酸恵美須の効能・効果
洗浄液、収れん液の調剤に用いる。また、緩衝・矯味の目的で調剤に用いる。
氷酢酸恵美須の副作用
- 1.誤って摂取した場合:
- 1)誤って摂取した場合、口激痛、咽喉激痛、腹部激痛を与え粘膜潰瘍を生じ、嘔吐、吐血、下痢を起こし、呼吸異常及び体温異常、虚脱などの症状と共に、蛋白尿、尿毒症を併発する。
- 2)誤って摂取した場合の激痛にはモルヒネ注射を行い、牛乳、卵白、水酸化マグネシウム又は水酸化カルシウムを与える。
- 3)誤って摂取した場合、炭酸塩、重炭酸塩の投与は避け、胃洗浄は行ってはならない。
- 2.慢性中毒症状:顔面蒼白、悪液質、歯腐食、気管支炎、胃障害などが起こり、製造現場において常時蒸気に接触すると結膜炎、眼瞼炎を伴う。
氷酢酸恵美須の使用上の注意
【保管上の注意】
気密容器。
火気厳禁。