ブイタマークリーム1%の用法・用量
〈アトピー性皮膚炎〉
通常、成人及び12歳以上の小児には、1日1回、適量を患部に塗布する。
〈尋常性乾癬〉
通常、成人には、1日1回、適量を患部に塗布する。
【用法及び用量に関連する注意】
- 1.〈効能共通〉症状が改善した場合には継続投与の必要性について検討し、漫然と長期にわたって使用しないこと。
- 2.〈アトピー性皮膚炎〉治療開始8週間以内に症状の改善が認められない場合は、使用を中止すること。
- 3.〈尋常性乾癬〉治療開始12週間以内に症状の改善が認められない場合は、使用を中止すること。
ブイタマークリーム1%の効能・効果
- [1]アトピー性皮膚炎。
- [2]尋常性乾癬。
ブイタマークリーム1%の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]感染症及び寄生虫症:(5%以上)適用部位毛包炎(17.0%)、(1~5%未満)毛包炎。
- [2]神経系障害:(5%以上)頭痛。
- [3]胃腸障害:(1%未満)上腹部痛、悪心。
- [4]皮膚及び皮下組織障害:(5%以上)接触皮膚炎、(1~5%未満)ざ瘡、乾癬、アトピー性皮膚炎、(1%未満)皮膚炎、毛孔性角化症、皮膚そう痒症、皮脂欠乏症、ざ瘡様皮膚炎、湿疹、皮膚色素沈着障害。
- [5]一般・全身障害及び投与部位の状態:(5%以上)適用部位ざ瘡、(1~5%未満)適用部位刺激感、適用部位そう痒感、適用部位変色、適用部位多毛症、適用部位湿疹、(1%未満)適用部位疼痛、適用部位腫脹。
ブイタマークリーム1%の使用上の注意
【禁忌】
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
【合併症・既往歴等のある患者】
- 1.皮膚感染症を伴う患者:皮膚感染部位を避けて使用し、なお、やむを得ず使用する場合には、あらかじめ適切な抗菌剤、抗ウイルス剤、抗真菌剤による治療を行うこと、又はこれらとの併用を行うことを考慮すること。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること(動物実験(ラット、皮下投与)で、臨床曝露量の108倍の曝露量で胎仔体重低値及び胎仔骨格変異(胎仔鼻骨不完全骨化)の増加が報告されており、動物実験(ウサギ、皮下投与)で、臨床曝露量の11倍の曝露量で母動物体重増加量減少が認められ、胎仔死亡及び胎仔骨格変異(胎仔頭頂骨過剰縫合線及び胎仔頭頂間骨過剰縫合線)の軽度な増加が報告されている)。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット、皮下投与)で、乳汁中に移行することが報告されている)。
【小児等】
〈アトピー性皮膚炎〉アトピー性皮膚炎の12歳未満の小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。〈尋常性乾癬〉尋常性乾癬の小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与時の注意:
- 1)粘膜、潰瘍、明らかに局面を形成しているびらん等への塗布は避けること。
- 2)万一、眼に入った場合は、直ちに水で洗い流すこと。
【保険給付上の注意】
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付、平成18年厚生労働省告示第107号一部改正)に基づき、令和7年8月末日までは、1回14日分を限度とされている。
【保管上の注意】
室温保存。
ブイタマークリーム1%の成分一致薬品
成分一致薬品は見つかりませんでした。