クリアエフシーの組成・成分
100g中
ホルマリン:40g
クレゾール:40g
エタノール:20g
クリアエフシーの用法・用量
本品を小綿球又はペーパーポイント等を用いて根管内に適用する。症状により、小綿球又はペーパーポイント等を根管に挿入したまま仮封し、数日間保持する。
クリアエフシーの効能・効果
抜髄根管の消毒、感染根管の消毒。
クリアエフシーの副作用
- 1.重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、そう痒、呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
- 2.その他の副作用
- 過敏症(頻度不明):過敏症状が現れることがあるので、このような場合には、使用を中止し、適切な処置を行う。
クリアエフシーの使用上の注意
【禁忌】
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
【慎重投与】
患歯根端部炎症性病巣(患歯根尖部炎症性病巣)のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
【重要な基本的注意】
本品は、組織刺激性が強いため、歯根膜炎を起こすことがあるので、注意して使用する。
【相互作用】
併用注意:塩化鉄<3>液、酸化クロム<6>液、硝酸銀液等[変色又は沈殿を生じ、薬効が低下するため]。
【適用上の注意】
- 1.腐食力が強いので注意して使用する。
- 2.軟組織に対し局所作用を現すので、口腔粘膜等に付着させないよう配慮する(したがって、使用に際してはラバーダム防湿等を行う)。
- 3.本品が口腔粘膜等に付着した場合は、直ちに拭き取り、微温湯で洗口させる。また、手指等に付着した場合は、石鹸等を用いて水洗し、適切な処置を行う。
- 4.軟組織に付着した場合、直ちに拭き取り、エタノール、グリセリン、植物油で清拭するか又は多量の水で洗う等適切な処置を行う。
- 5.本品は顔、皮膚等に付着すると数秒で付着部が白変し、皮膚等に付着したまま放置すると炎症を起こし、化学的損傷を生じるので、直ちに拭き取り、エタノール、グリセリン、植物油で清拭するか又は多量の水で洗う等直ちに処置する。顔、皮膚等に付着した場合は火傷の治療に準じて処置するか、直ちに皮膚科医に相談する。
- 6.容器から使用適量をダッペングラスにとり、小綿球又は綿繊維に浸潤させて窩内あるいは根管に挿入する。
- 7.眼に入らないように注意する。
- 8.本品は歯科用にのみ使用する。
【その他の注意】
- 1.急性毒性:本品の経口毒性は、調製直後はLD50 1.60g/kg(マウス)である。
- 2.腐食性:本品の腐食性は液状フェノール(90%濃度)とほぼ同じであり腐食性が強く皮膚を侵して白くする。
【保管上の注意】
遮光、密封容器。
クリアエフシーの成分一致薬品
成分一致薬品は見つかりませんでした。