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バイオゲン静注50mg 添付文書情報

バイオゲン静注50mgの用法用量

チアミンジスルフィドとして、通常成人1日5~100mgを緩徐に静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

バイオゲン静注50mgの効能効果

  • [1]ビタミンB1欠乏症の予防及び治療。
  • [2]ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)。
  • [3]ウェルニッケ脳炎。
  • [4]脚気衝心。
  • [5]次記疾患のうち、ビタミンB1欠乏又はビタミンB1代謝障害が関与すると推定される場合:神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、便秘などの胃腸運動機能障害、術後腸管麻痺。
    • 前記5.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

バイオゲン静注50mgの副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 1.重大な副作用:
    • 1)ショック(頻度不明):血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 2.その他の副作用:
    • [1]過敏症:(頻度不明)発疹。
    • [2]消化器:(頻度不明)悪心・嘔吐。

バイオゲン静注50mgの使用上の注意

【禁忌】

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

【小児等】

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

【適用上の注意】

  • 1.薬剤投与時の注意:静脈内投与により血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。

【取扱い上の注意】

  • 1.品質保持のために遮光性及びガスバリア性の包材で包装し、脱酸素剤を封入しているので、ブリスター包装は使用時まで開封しないこと。
  • 2.ブリスター包装を開封する前にインジケーター(酸素検知剤)の色を確認し、青紫~青色の場合は使用しないこと。
  • 3.インジケーターを正常に働かせるため直射日光にさらさないこと。
  • 4.次の場合には使用しないこと。・ ブリスター包装が破損している場合には使用しないこと。・ ブリスター包装内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。

【保管上の注意】

室温保存。

バイオゲン静注50mg

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