ホスフラン注-5mgの用法・用量
リボフラビンとして、通常成人1日2~30mgを皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
ホスフラン注-5mgの効能・効果
- (1)ビタミンB2欠乏症の予防及び治療。
- (2)ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)。
- (3)次記疾患のうち、ビタミンB2欠乏又はビタミンB2代謝障害が関与すると推定される場合:口角炎、口唇炎、舌炎、肛門周囲びらん及び陰部びらん、急性湿疹・慢性湿疹、脂漏性湿疹、ペラグラ、尋常性ざ瘡、酒さ、日光皮膚炎、結膜炎、びまん性表層角膜炎。
- 3.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
ホスフラン注-5mgの使用上の注意
【小児等】
- 1)低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意すること。外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99~234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある(本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している)。
- 2)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【臨床検査結果に及ぼす影響】
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与時の注意:
- 1)筋肉内注射時:組織・神経等への影響を避けるため、次の点に注意すること。・ 筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行うこと。なお、筋肉内注射時同一部位への反復注射は行わないこと。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意すること。・ 筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意すること。・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
【取扱い上の注意】
外箱開封後は遮光して保存すること。
【保管上の注意】
室温保存。