パンテチン散20%「テバ」の用法・用量
通常、成人にはパンテチンとして1日30~180mg、血液疾患、弛緩性便秘には1日300~600mgを1~3回に分けて経口投与する。高脂血症には1日600mgを3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
パンテチン散20%「テバ」の効能・効果
- (1)パントテン酸欠乏症の予防および治療。
- (2)パントテン酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦など)。
- (3)次記疾患のうち、パントテン酸欠乏またはパントテン酸代謝障害が関与すると推定される場合:高脂血症、弛緩性便秘、パントテン酸欠乏またはパントテン酸代謝障害が関与すると推定されるストレプトマイシンによる副作用およびカナマイシンによる副作用の予防および治療、パントテン酸欠乏またはパントテン酸代謝障害が関与すると推定される急性湿疹・慢性湿疹、パントテン酸欠乏またはパントテン酸代謝障害が関与すると推定される血液疾患の血小板数の改善ならびに出血傾向の改善。
- なお、3.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
パンテチン散20%「テバ」の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:消化器:(0.1~5%未満)下痢・軟便、(0.1%未満)腹部膨満、嘔吐、(頻度不明)食欲不振。発現頻度は文献集計に基づく。
パンテチン散20%「テバ」の使用上の注意
【取扱い上の注意】
アルミ袋開封後は、湿気を避けて遮光して保存すること。
【保管上の注意】
室温保存。