ハイコバールカプセル500μgの用法・用量
通常成人はコバマミドとして、1日1500μg(3カプセル)までを1~3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
ハイコバールカプセル500μgの効能・効果
- (1)ビタミンB12欠乏症の予防及び治療。
- (2)ビタミンB12の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)。
- (3)巨赤芽球性貧血。
- (4)広節裂頭条虫症。
- (5)悪性貧血に伴う神経障害。
- (6)吸収不全症候群(スプルー等)。
- (7)次記疾患のうち、ビタミンB12欠乏又はビタミンB12代謝障害が関与すると推定される場合:栄養性貧血及び妊娠性貧血、胃切除後の貧血、肝障害に伴う貧血、放射線による白血球減少症、神経痛、末梢神経炎、末梢神経麻痺、筋肉痛、関節痛、中枢神経障害(脊髄炎、変性疾患等)。
- 7.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。巨赤芽球性貧血、広節裂頭条虫症、悪性貧血に伴う神経障害、吸収不全症候群(スプルー等)及び胃切除後の貧血に対して用いる場合、経口投与によると吸収が悪いのでやむを得ぬ場合以外は注射によることが望ましい。
ハイコバールカプセル500μgの副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:過敏症:(頻度不明)発疹。
ハイコバールカプセル500μgの使用上の注意
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【適用上の注意】
- 1.薬剤交付時の注意:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
【取扱い上の注意】
外箱開封後は光を遮り保存すること(含量が低下することがある)。
【保管上の注意】
室温保存。
ハイコバールカプセル500μgの成分一致薬品
成分一致薬品は見つかりませんでした。