プレビタS注射液の組成・成分
1管中
チアミン塩化物塩酸塩:10mg
リボフラビンリン酸エステルナトリウム:6.355mg(リボフラビンとして:5mg)
アスコルビン酸:200mg
プレビタS注射液の用法・用量
通常成人1日5~10mLを、糖液、電解質補液、生理食塩液あるいは総合アミノ酸注射液等に混じ、静脈内又は点滴静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
プレビタS注射液の効能・効果
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)。効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
プレビタS注射液の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 1.重大な副作用:
- 1)ショック(頻度不明):血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感等。
- [2]消化器:(頻度不明)悪心・嘔吐等。
プレビタS注射液の使用上の注意
【禁忌】
本剤及びチアミン塩化物塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【臨床検査結果に及ぼす影響】
- 1.アスコルビン酸を含有しているため、尿糖の検出を妨害することがある(また、各種の尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある)。
- 2.リボフラビンリン酸エステルナトリウムを含有しているため、尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
【適用上の注意】
- 1.薬剤調製時の注意:配合薬剤によってビタミンの分解が促進されることがあるので、注意すること。
- 2.薬剤投与時の注意:
- 1)静脈内投与により血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
- 2)ビタミンの光分解を防ぐため、遮光カバー(橙黄褐色ポリエチレン製カバー等)で輸液瓶又は輸液バッグを被覆して使用すること。
【保管上の注意】
冷所保存。