ヨウレチン散0.02%の用法・用量
ヨウ素として、通常成人1日300~600μgを1日2~3回に分割経口投与する。
ヨウレチン散0.02%の効能・効果
- [1]ヨード不足による甲状腺腫、ヨード不足による甲状腺機能低下症。
- [2]中心性網膜炎、網膜出血、硝子体出血・硝子体混濁、網膜中心静脈閉塞症。
- [3]小児気管支喘息、喘息様気管支炎。
ヨウレチン散0.02%の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]消化器:(頻度不明)胃腸障害、食欲不振。
- [2]皮膚:(頻度不明)薬疹。
- [3]精神神経系:(頻度不明)頭痛。
ヨウレチン散0.02%の使用上の注意
【禁忌】
ヨード過敏症の既往歴のある患者。
【合併症・既往歴等のある患者】
- 1.慢性甲状腺炎のある患者。
- 2.治療後のバセドウ病のある患者。
- 3.先天性甲状腺ホルモン生成障害のある患者。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合のみ投与すること。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【高齢者】
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
【取扱い上の注意】
無包装状態または分包の場合には、湿気を避けて保存するよう指導すること。
【保管上の注意】
室温保存。