医薬品検索イーファーマトップ > 3332 ジクマロール系製剤の一覧 > ワーファリン錠5mgの医薬品基本情報 > ワーファリン錠5mgの添付文書情報
一般名 | ワルファリンカリウム錠 | 薬価 | 10.40 |
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規格 | 5mg 1錠 | 区分 | |
製造メーカー | エーザイ | 販売メーカー | エーザイ |
薬効 |
3.代謝性医薬品 33.血液・体液用薬 333.血液凝固阻止剤 3332.ジクマロール系製剤 |
本剤は、血液凝固能検査(プロトロンビン時間及びトロンボテスト)の検査値に基づいて、本剤の投与量を決定し、血液凝固能管理を十分に行いつつ使用する薬剤である。初回投与量を1日1回経口投与した後、数日間かけて血液凝固能検査で目標治療域に入るように用量調節し、維持投与量を決定する。ワルファリンに対する感受性には個体差が大きく、同一個人でも変化することがあるため、定期的に血液凝固能検査を行い、維持投与量を必要に応じて調節すること。抗凝固効果の発現を急ぐ場合には、初回投与時ヘパリン等の併用を考慮する。成人における初回投与量は、ワルファリンカリウムとして、通常1~5mg1日1回である。小児における維持投与量(mg/kg/日)の目安を次に示す。12ヵ月未満:0.16mg/kg/日。1歳以上15歳未満:0.04~0.10mg/kg/日。
血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症等)の治療及び予防。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
本剤とカペシタビンとの併用により、本剤の作用が増強し出血が発現し死亡に至ったとの報告があるので、併用する場合には血液凝固能検査を定期的に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。
妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性に投与する場合には、事前に本剤による催奇形性、胎児の出血傾向に伴う死亡、分娩時の母体の異常出血の危険性について十分説明すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(本剤は胎盤を通過し、点状軟骨異栄養症等の軟骨形成不全、神経系異常、胎児の出血傾向に伴う死亡の報告があり、また、分娩時母体の異常出血があらわれることがある)。
本剤投与中の授乳婦には授乳を避けさせること(ヒト母乳中に移行し、新生児に予期しない出血があらわれることがある)。
用量に注意し慎重に投与すること(本剤は、血漿アルブミンとの結合率が高く、高齢者では血漿アルブミンが減少していることが多いため、遊離の薬物の血中濃度が高くなるおそれがある)。
本剤(光学異性体のS体)は、主として肝薬物代謝酵素CYP2C9によって代謝される。
本剤過量投与による出血には、ビタミンK製剤の静脈内投与が奏効し、一般的には数時間以内で回復する。
室温保存。