カーミパックACD-A液の組成・成分
300mL中
クエン酸ナトリウム水和物:6.6g
クエン酸水和物:2.4g
ブドウ糖:6.6g
500mL中
クエン酸ナトリウム水和物:11.0g
クエン酸水和物:4.0g
ブドウ糖:11.0g
カーミパックACD-A液の用法・用量
生物学的製剤基準(保存血液)により血液量100mLにつき15mLの割合で用いる。
カーミパックACD-A液の効能・効果
血液保存。
カーミパックACD-A液の副作用
次の副作用があらわれることがあるので観察を十分行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:短時間大量投与:(頻度不明)クエン酸による血中カルシウムイオン濃度低下。
カーミパックACD-A液の使用上の注意
【重要な基本的注意】
- 1.本品は可塑剤であるフタル酸ジ2-エチルヘキシルが溶出するおそれがあるので、注意すること。
【適用上の注意】
- 1.全般的な注意:
- 1)輸液口に針を刺す際は、まっすぐ刺すこと(斜めに刺すと輸液口の側壁を貫通し、液漏れの原因となることがある)。
- 2.血液製剤調製時の注意:
- 1)カルシウム含有製剤と混和すると凝血をおこすおそれがあるため混合輸注はしないこと。
【取扱い上の注意】
- 1.液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
- 2.使用期限内でも包装を開封したものは速やかに使用すること。
- 3.次の場合には使用しないこと。・ 外袋内や容器表面に水滴や結晶が認められた場合には使用しないこと。・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。・ 輸液口カバーがはずれている場合には使用しないこと。
- 4.蒸気滅菌工程の水蒸気あるいはその後の熱処理のため、バッグが不透明になったり、輸液口内に微量の水分が残留することがあるが、使用上問題はない(但し著しい水濡れや、内容液のリークが疑われる場合は使用しない)。
- 5.直射日光や水濡れのおそれのある場所や湿度の高い場所での保存はさけること。
【保管上の注意】
室温保存。