JMS ACD-A液の組成・成分
クエン酸ナトリウム水和物:2.20w/v%
クエン酸水和物:0.80w/v%
ブドウ糖:2.20w/v%
JMS ACD-A液の用法・用量
血液量100mLにつき本品15mLの割合で使用する。
JMS ACD-A液の効能・効果
血液保存。
JMS ACD-A液の副作用
次記の副作用が現れることがあるので観察を十分行い、副作用が認められた場合には、投与を中止するなどの適切な処置を行う。
短時間大量投与:(頻度不明)クエン酸による血中カルシウムイオン濃度低下。
JMS ACD-A液の使用上の注意
【重要な基本的注意】
本品は血液保存液であり、他の目的には使用しない。
【適用上の注意】
カルシウム含有製剤と混和すると凝血をおこす可能性があるため混合輸注はしない。
【取扱い上の注意】
- 1.本品は、やわらかいプラスチックバッグ入りのため、通気針(エアー針)は不要である。
- 2.包装が破損、汚損している場合及び内容液等に異常が認められる場合は使用しない。
- 3.蒸気滅菌工程の水蒸気あるいはその後の熱処理のため、バッグが不透明になったり、輸液口内、バッグ表面や包装内に水分が残留することがあるが、使用上問題はない。但し、著しい水濡等により内溶液の漏れが疑われる場合は、バッグを押さえて漏れの有無を確認する(漏れが認められる場合は使用しない)。
- 4.本品の容器はやわらかいプラスチックのため、鋭利なもの等で傷つけない。
- 5.輸液口カバーが破れているときは、使用しない。
- 6.包装を開封したらすみやかに使用する。
- 7.スパイク針は輸液口に垂直に刺通する(斜めに刺通すると輸液口の側壁を貫通し、液が漏れる可能性がある)。
- 8.連結管との併用は避ける。
- 9.高温、多湿、直射日光を避けて保管する。
【保管上の注意】
直射日光を避け、保存。