ブライアン点滴静注1gの用法・用量
エデト酸カルシウムナトリウム水和物として通常成人1回1gを250~500mLの5%ブドウ糖注射液または生理食塩液で稀釈して約1時間をついやして静脈内に点滴注射をする。最初の5日間は1日2回、その後必要があれば2日間休薬して更に5日間点滴注射をする。小児は体重15kg当り0.5g以下、1日2回点滴静注をする。ただし、15kg当り1日1g以下であること。
ブライアン点滴静注1gの効能・効果
鉛中毒。
ブライアン点滴静注1gの副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]腎臓:(頻度不明)一過性蛋白尿、長期投与により尿細管障害。
- [2]循環器:(頻度不明)胸部圧迫感。
- [3]精神神経系:(頻度不明)頭痛、眠気。
- [4]過敏症:(頻度不明)皮疹。
ブライアン点滴静注1gの使用上の注意
【腎機能障害患者】
腎機能障害患者:本剤は腎臓から排泄される。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【高齢者】
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与時の注意:用法及び用量に特に留意し、点滴静注にのみ使用すること。
【その他の注意】
- 1.臨床使用に基づく情報:急速、大量投与の結果、腎毒性により死亡等の重大な結果を招くことがあるとの報告がある。
【保管上の注意】
室温保存。