ATP腸溶錠20mg「AFP」の用法・用量
アデノシン三リン酸二ナトリウムとして、1回40~60mgを1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
ATP腸溶錠20mg「AFP」の効能・効果
- [1]次記疾患に伴う諸症状の改善:頭部外傷後遺症。
- [2]心不全。
- [3]調節性眼精疲労における眼調節機能の安定化。
- [4]消化管機能低下のみられる慢性胃炎。
ATP腸溶錠20mg「AFP」の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]消化器:(0.1%未満)悪心、食欲不振、胃腸障害、便秘傾向、口内炎等。
- [2]循環器:(0.1%未満)全身拍動感。
- [3]過敏症:(0.1%未満)そう痒感等。
- [4]精神神経系:(0.1%未満)頭痛、眠気、気分が落ち着かない。
- [5]感覚器:(0.1%未満)耳鳴。
- [6]その他:(0.1%未満)脱力感。
ATP腸溶錠20mg「AFP」の使用上の注意
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【高齢者】
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
【相互作用】
- 2.併用注意:ジピリダモール[ジピリダモールはATP分解物であるアデノシンの血中濃度を上昇させ、心臓血管に対する作用を増強するとの報告がある(ジピリダモールのアデノシン取り込み抑制作用により、ATP分解物であるアデノシンの血中濃度が上昇する)]。
【適用上の注意】
- 1.薬剤服用時の注意:かまずに服用させること。
- 2.薬剤交付時の注意:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
【取扱い上の注意】
PTP包装はアルミ袋開封後、バラ包装は開栓後、湿気を避けて保存すること。
【保管上の注意】
室温保存。