医薬品検索イーファーマトップ > 4300 放射性医薬品の一覧 > テクネシンチ注-10Mの医薬品基本情報 > テクネシンチ注-10Mの添付文書情報
一般名 | 過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液 | 薬価 | 289.00 |
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規格 | 10MBq | 区分 | |
製造メーカー | 日本メジフィジックス | 販売メーカー | 日本メジフィジックス |
薬効 |
4.組織細胞機能用医薬品 43.放射性医薬品 430.放射性医薬品 4300.放射性医薬品 |
〈脳シンチグラフィ〉
通常、成人には74~740MBqを静注し、静注後10~30分までに(やむを得ず経口投与の場合は1~2時間後に)被検部のシンチグラムを得る。
〈甲状腺シンチグラフィ/甲状腺摂取率測定〉
通常、成人には74~370MBqを静注し、静注後被検部のシンチグラムを得る。同時に甲状腺摂取率を測定する場合には、投与量のカウントと被検部のカウントの比から甲状腺摂取率を測定する。また、7.4~74MBqを静注することにより、甲状腺摂取率のみを測定することもできる。
〈唾液腺シンチグラフィ/RIシアログラフィ〉
通常、成人には185~555MBqを静注し、静注後被検部のシンチグラムを得る。必要に応じ、唾液分泌刺激物による負荷を行い、負荷後のシンチグラムを得る。また、時間放射能曲線を作成することにより、RIシアログラムを得ることもできる。
〈異所性胃粘膜シンチグラフィ〉
通常、成人には185~370MBqを静注し、静注後被検部のシンチグラムを得る。投与量は、年齢、体重により適宜増減する。
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討する(授乳中の女性は投与後少なくとも3日間は授乳しない方が良いとの報告がある)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
本剤は、医療法その他の放射線防護に関する法令、関連する告示及び通知等を遵守し、適正に使用すること。
室温保存。