イオフェタミン(123I)注射液「第一」の用法・用量
通常、成人には本剤37~222MBqを静脈内に注射し、投与15~30分後より被検部にガンマカメラ等の検出部を向け、撮像もしくはデータを収録し、脳血流シンチグラムを得る。必要に応じて局所脳血流量を求める。なお、投与量は、年齢、体重および検査方法によりそれぞれ適宜増減する。
イオフェタミン(123I)注射液「第一」の効能・効果
局所脳血流シンチグラフィ。
イオフェタミン(123I)注射液「第一」の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]過敏症:(頻度不明)発疹、紅斑状皮疹、小丘疹、注射部発赤、かゆみ。
- [2]消化器:(頻度不明)嘔気。
- [3]循環器:(頻度不明)血圧低下、胸痛。
- [4]精神神経系:(頻度不明)痙攣。
イオフェタミン(123I)注射液「第一」の使用上の注意
【重要な基本的注意】
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
【授乳婦】
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【高齢者】
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与時の注意:
- 1)本剤を投与するにあたっては、放射性ヨウ素が甲状腺に摂取されることを防止するため、適当なヨード剤を投与し、甲状腺ヨウ素摂取能を抑制しておくことが望ましい。
- 2)膀胱部の被曝を軽減させるため、撮像前後できるだけ患者に水分を摂取させ、排尿させること。
- 3)両頭針を取りつける際、プランジャーロッドを押さないようにすること。
- 4)シリンジ中にごくわずかに気泡が含まれている場合があり、注射液を投与してもこの気泡は通常シリンジ内に残るが、誤って投与することのないよう気泡の位置に注意しながら投与すること。
【取扱い上の注意】
放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。
【保管上の注意】
室温保存。