MAGシンチ注(555MBq1筒)の用法・用量
通常、成人には200~555MBqを静脈内に投与する。被検部に検出器を向け、投与直後から動態画像を得ると共に、データ処理装置にデータを収集し、画像上に関心領域を設定することによりレノグラムを得る。また、必要に応じて有効腎血流量又は有効腎血漿流量を測定する。なお、投与量は、年齢、体重及び検査目的により適宜増減する。
MAGシンチ注(555MBq1筒)の効能・効果
シンチグラフィ及びレノグラフィによる腎疾患及び尿路疾患の診断。
MAGシンチ注(555MBq1筒)の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 1.重大な副作用:
- 1)ショック(頻度不明)。
MAGシンチ注(555MBq1筒)の使用上の注意
【重要な基本的注意】
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
【授乳婦】
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【高齢者】
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与時の注意:膀胱部の被曝を軽減させるため、検査前後できるだけ患者に水分を摂取させ、排尿させること。
【取扱い上の注意】
本剤は、医療法その他の放射線防護に関する法令、関連する告示及び通知等を遵守し、適正に使用すること。
【保管上の注意】
室温保存。