テクネピロリン酸静注の用法・用量
本品185~555MBqを被検者に静注し、1~6時間後にシンチレーションスキャナ又はシンチレーションカメラを用いてディテクタを体外より骨診断箇所に向けて走査又は撮影することにより骨シンチグラムを得る。
テクネピロリン酸静注の効能・効果
骨シンチグラムによる骨疾患の診断。
テクネピロリン酸静注の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]過敏症:(頻度不明)皮膚発赤、そう痒感。
- [2]循環器:(頻度不明)血圧低下、動悸、顔面紅潮。
- [3]呼吸器:(頻度不明)喘鳴。
- [4]消化器:(頻度不明)嘔気、嘔吐。
- [5]その他:(頻度不明)発熱。
テクネピロリン酸静注の使用上の注意
【重要な基本的注意】
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
【授乳婦】
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【高齢者】
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与時の注意:99mTc-ピロリン酸は静注後速やかに尿中へ排泄されるため、多量の水分摂取や頻回排尿はシンチグラムに好結果をもたらす。
【取扱い上の注意】
放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。
【保管上の注意】
室温保存。