商品名

アレグラドライシロップ5% 添付文書情報

アレグラドライシロップ5%の用法用量

〈成人〉

通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg(ドライシロップとして1.2g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。なお、症状により適宜増減する。

〈小児〉

通常、12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg(ドライシロップとして1.2g)、7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mg(ドライシロップとして0.6g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。なお、症状により適宜増減する。通常、2歳以上7歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mg(ドライシロップとして0.6g)、6ヵ月以上2歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回15mg(ドライシロップとして0.3g)を1日2回、用時懸濁して経口投与する。

アレグラドライシロップ5%の効能効果

  • [1]アレルギー性鼻炎。
  • [2]蕁麻疹。
  • [3]皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒。

アレグラドライシロップ5%の副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 1.重大な副作用:
    • 1)ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):呼吸困難、血圧低下、意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
    • 2)肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
    • 3)無顆粒球症(頻度不明)、白血球減少(0.2%*)、好中球減少(0.1%未満*)。*)発現頻度はドライシロップ及び錠剤において認められた副作用の合計。
  • 2.その他の副作用:
    • [1]精神神経系:(0.1~5%未満*)頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、(0.1%未満*)悪夢、睡眠障害、しびれ感。
    • [2]消化器:(0.1~5%未満*)嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、下痢、消化不良、(0.1%未満*)便秘。
    • [3]過敏症:(0.1~5%未満*)そう痒、(0.1%未満*)蕁麻疹、潮紅、発疹、(頻度不明)血管浮腫。
    • [4]肝臓:(0.1~5%未満*)AST上昇、ALT上昇。
    • [5]腎臓・泌尿器:(0.1%未満*)頻尿、(頻度不明)排尿困難。
    • [6]循環器:(0.1%未満*)動悸、血圧上昇。
    • [7]その他:(0.1%未満*)呼吸困難、味覚異常、浮腫、胸痛、月経異常。

*)発現頻度はドライシロップ及び錠剤において認められた副作用の合計。

アレグラドライシロップ5%の使用上の注意

【禁忌】

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

【重要な基本的注意】

  • 1.〈効能共通〉効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
  • 2.〈アレルギー性鼻炎〉季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。

【妊婦】

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

【授乳婦】

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている)。

【小児等】

低出生体重児、新生児又は6ヵ月未満の乳児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

【高齢者】

異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。腎機能が低下していることが多く、血中濃度が上昇する場合がある。

【相互作用】

  • 2.併用注意:
    • [1]エリスロマイシン[本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある(P糖蛋白の阻害による本剤のクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される)]。
    • [2]水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤<服用>[本剤の作用を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムが本剤を一時的に吸着することにより吸収量が減少することによるものと推定される)]。
    • [3]アパルタミド[本剤の血漿中濃度が低下し作用が減弱するおそれがある(P糖蛋白の誘導により、本剤の血漿中濃度が低下したとの報告がある)]。

【臨床検査結果に及ぼす影響】

アレルゲン皮内反応を抑制するため、アレルゲン皮内反応検査を実施する3~5日前から本剤の投与を中止すること。

【過量投与】

  • 1.外国での過量投与症例として、高用量を服用した2例の報告があり、1800mgを服用した症例では症状はなく、3600mgを服用した症例では、めまい、眠気及び口渇がみられた。
  • 2.処置:過量投与時、本剤は血液透析によって除去できない。

【適用上の注意】

  • 1.薬剤調製時の注意:本剤は用時調製の製剤であるので、調製後の保存は避け、水に懸濁後は速やかに使用すること。

【保管上の注意】

室温保存。

アレグラドライシロップ5%

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