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アセチルスピラマイシン錠100 添付文書情報

アセチルスピラマイシン錠100の用法用量

通常、成人にはスピラマイシン酢酸エステルとして1回200mg(力価)を1日4~6回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

アセチルスピラマイシン錠100の効能効果

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、梅毒、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、猩紅熱。

【効能又は効果に関連する注意】

〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

アセチルスピラマイシン錠100の有効菌種

スピラマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、梅毒トレポネーマ。

アセチルスピラマイシン錠100の副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

  • 2.その他の副作用:
    • [1]過敏症:(0.1~5%未満)発疹・発赤。
    • [2]消化器:(0.1~5%未満)食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、胃部不快感、(0.1%未満)軟便、口内炎、(頻度不明)胃部圧迫感。

発現頻度は副作用頻度調査を含む。

アセチルスピラマイシン錠100の使用上の注意

【禁忌】

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

【重要な基本的注意】

  • 1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

【腎機能障害患者】

腎機能障害患者:体内貯留が延長するおそれがある。

【肝機能障害患者】

肝機能障害患者:体内貯留が延長するおそれがある。

【妊婦】

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

【授乳婦】

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中へ移行することが報告されている)。

【小児等】

低出生体重児、新生児、乳児を対象とした臨床試験は実施していない。

【高齢者】

減量するなど注意すること(肝機能、腎機能が低下していることが多く、体内貯留の延長のおそれがある)。

【臨床検査結果に及ぼす影響】

フェニルヒドラジン反応(Porter-Silver反応)が陽性になることがある。

【適用上の注意】

  • 1.薬剤交付時の注意:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

【保管上の注意】

室温保存。

アセチルスピラマイシン錠100

アセチルスピラマイシン錠100

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