細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLの組成・成分
- 0.5mL中
- 細胞培養不活化インフルエンザウイルス(H5N1株)(A/bar headed goose/Qinghai/1A/2005(H5N1)(SJRG-163222)):7.5μg(HA含量として)
細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLの用法・用量
- 0.5mLを3週間以上の間隔をおいて、筋肉内又は皮下に2回注射する。
<用法・用量に関連する接種上の注意>
- 1.標準として1回目の接種から3週間後に2回目の接種を行う(但し、1回目の接種から3週間を超えた場合であっても2回目の接種は可能である[接種間隔を1年とした場合にも抗体価の上昇が報告されている])。
- 2.標準として接種経路は筋肉内接種とする(但し、被接種者の状況に応じて皮下接種をすることができる)。
細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLの効能・効果
新型インフルエンザ<H5N1>の予防。
細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLの副作用
国内臨床試験
- 筋肉内接種:
- 1.成人(18~59歳):健康成人169例を対象とした第2/3相試験において、筋肉内2回接種による副反応は85例中33例(38.8%)であった。主な副反応の発現頻度は、局所症状では注射部位疼痛11例(12.9%)、全身症状では頭痛、疲労及び倦怠感がそれぞれ8例(9.4%)であった。接種回毎の注射部位局所反応及び全身症状の発現頻度は、それぞれ1回目11.8%及び22.4%、2回目8.4%及び8.4%であった。
- 2.高齢者(65歳以上):健康高齢者85例を対象とした第3相試験において、筋肉内2回接種による副反応は85例中14例(16.5%)であった。主な副反応は倦怠感(5例、5.9%)であった。接種回毎の注射部位局所反応及び全身症状の発現頻度は、それぞれ1回目1.2%及び12.9%、2回目0.0%及び3.6%であった。
- 3.小児(6カ月~17歳):健康小児60例を対象とした第3相試験において、筋肉内2回接種による副反応は60例中16例(26.7%)であった。主な副反応の発現頻度は、注射部位疼痛9例(15.0%)、睡眠障害1例(10.0%、6~35カ月群(10例)、睡眠障害は6~35カ月群でのみ調査)、及び発熱5例(8.3%)であった。接種回毎の注射部位局所反応及び全身症状の発現頻度は、それぞれ1回目16.7%及び13.3%、2回目10.0%及び5.0%であった。
- 皮下接種:
- 成人(18~59歳):健康成人169例を対象とした第2/3相試験において皮下2回接種による副反応は84例中31例(36.9%)であった。主な副反応の発現頻度は、局所症状では注射部位疼痛11例(13.1%)、注射部位紅斑7例(8.3%)、全身症状では筋肉痛7例(8.3%)、頭痛6例(7.1%)及び疲労5例(6.0%)であった。接種回毎の注射部位局所反応及び全身症状の発現頻度は、それぞれ1回目15.5%及び19.0%、2回目13.8%及び6.3%であった。
- 海外臨床試験
- 健康成人及び高齢者(18~60歳以上)を対象とした海外第1/2相試験(45例)及び海外第3相の2試験(それぞれ561例、2,850例)の合計3,456例において、筋肉内2回接種による副反応は3,456例中1,368例(39.6%)であった。主な副反応の発現頻度は、局所症状では注射部位疼痛367例(10.6%)、全身症状では頭痛364例(10.5%)、疲労297例(8.6%)及び倦怠感216例(6.3%)であった。接種回毎の注射部位局所反応及び全身症状の発現頻度は、それぞれ1回目12.8%及び24.4%、2回目10.8%及び13.1%であった。免疫不全被験者319例及び慢性疾患患者各300例を対象に実施された海外第3相臨床試験における安全性プロファイルは、健康成人と同等であった。
- 皮下接種:
- 1.重大な副反応(類薬):次は、インフルエンザHAワクチンの添付文書に記載されている重大な副反応情報である。
- 1)ショック、アナフィラキシー(0.1%未満):ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)が現れることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
- 2)急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(0.1%未満):急性散在性脳脊髄炎(ADEM)が現れることがあり、通常、接種後数日から2週間以内に発熱、頭痛、痙攣、運動障害、意識障害等が現れるので、本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行う。
- 3)脳炎・脳症、脊髄炎、視神経炎(頻度不明):脳炎・脳症、脊髄炎、視神経炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行う。
- 4)ギラン・バレー症候群(頻度不明):ギラン・バレー症候群が現れることがあるので、四肢遠位から始まる弛緩性麻痺、腱反射減弱ないし腱反射消失等の症状が現れた場合には適切な処置を行う。
- 5)痙攣(頻度不明):痙攣(熱性痙攣を含む)が現れることがあるので、症状が現れた場合には適切な処置を行う。
- 6)肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ-GTP上昇、Al-P上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
- 7)喘息発作(頻度不明):喘息発作を誘発することがあるので、観察を十分に行い、症状が現れた場合には適切な処置を行う。
- 8)血小板減少性紫斑病、血小板減少(頻度不明):血小板減少性紫斑病、血小板減少が現れることがあるので、紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等の異常が認められた場合には、血液検査等を実施し、適切な処置を行う。
- 9)血管炎(アレルギー性紫斑病、アレルギー性肉芽腫性血管炎、白血球破砕性血管炎等)(頻度不明):血管炎(アレルギー性紫斑病、アレルギー性肉芽腫性血管炎、白血球破砕性血管炎等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行う。
- 10)間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎が現れることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難等の臨床症状に注意し、異常が認められた場合には、胸部X線等の検査を実施し、適切な処置を行う。
- 11)皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明):皮膚粘膜眼症候群が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
- 12)ネフローゼ症候群(頻度不明):ネフローゼ症候群が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。
- 2.その他の副反応:国内第2/3相試験における健康成人(18~59歳)対象の筋肉内接種(85例)又は皮下接種(84例)、国内第3相試験における健康高齢者(65歳以上、85例)及び健康小児(6カ月~17歳、60例)対象の筋肉内接種、並びに海外臨床試験における健康成人(18~59歳、3,056例)、健康高齢者(60歳以上、400例)及び健康小児(6カ月~17歳、489例)対象の筋肉内接種による副反応
- 1)筋肉内接種による副反応(18歳以上)
- (1)【筋肉内接種(18歳以上)】感染症及び寄生虫症:(頻度不明)鼻咽頭炎。
- (2)【筋肉内接種(18歳以上)】血液及びリンパ系障害:(頻度不明)リンパ節症。
- (3)【筋肉内接種(18歳以上)】精神障害:(0.1%~5%未満)不眠症。
- (4)【筋肉内接種(18歳以上)】神経系障害:(5%以上)頭痛、(0.1%~5%未満)傾眠、(頻度不明)浮動性眩暈、感覚障害(錯覚感、異常感覚、口腔知覚不全、感覚鈍麻、味覚異常、灼熱感)、失神。
- (5)【筋肉内接種(18歳以上)】免疫系障害:(0.1%~5%未満)過敏症。
- (6)【筋肉内接種(18歳以上)】眼障害:(頻度不明)結膜炎、眼刺激。
- (7)【筋肉内接種(18歳以上)】耳及び迷路障害:(頻度不明)耳痛、回転性眩暈、突発難聴。
- (8)【筋肉内接種(18歳以上)】血管障害:(頻度不明)低血圧。
- (9)【筋肉内接種(18歳以上)】呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(0.1%~5%未満)喉頭痛、口腔咽頭不快感、口腔咽頭痛、(頻度不明)呼吸困難、鼻閉、鼻漏、咽喉乾燥、咳嗽。
- (10)【筋肉内接種(18歳以上)】胃腸障害:(0.1%~5%未満)悪心、(頻度不明)嘔吐、下痢、腹痛、消化不良。
- (11)【筋肉内接種(18歳以上)】皮膚及び皮下組織障害:(0.1%~5%未満)多汗症、発疹、(頻度不明)皮膚そう痒症、蕁麻疹。
- (12)【筋肉内接種(18歳以上)】筋骨格系及び結合組織障害:(0.1%~5%未満)関節痛、筋肉痛。
- (13)【筋肉内接種(18歳以上)】一般・全身障害及び投与部位の状態:(5%以上)疲労、倦怠感、注射部位反応(注射部位疼痛)、(0.1%~5%未満)悪寒、発熱、注射部位反応(注射部位出血、注射部位熱感)、(頻度不明)インフルエンザ様疾患、胸部不快感、注射部位反応(注射部位刺激感、注射部位そう痒感、注射部位運動障害、注射部位硬結、注射部位紅斑、注射部位腫脹)。
- 2)筋肉内接種による副反応(6カ月~17歳)
- (1)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】感染症及び寄生虫症:(0.1%~5%未満)気管支炎、上気道感染症、(頻度不明)鼻咽頭炎。
- (2)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】代謝及び栄養障害:(頻度不明)食欲減退。
- (3)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】精神障害:(5%以上)睡眠障害[睡眠障害は6~35カ月群(10例)でのみ調査し、当該群で1例に認められた]、【筋肉内接種(6カ月~17歳)】(頻度不明)不眠症。
- (4)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】神経系障害:(0.1%~5%未満)浮動性眩暈、頭痛、(頻度不明)泣き、傾眠、感覚鈍麻。
- (5)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】眼障害:(頻度不明)眼刺激。
- (6)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】耳及び迷路障害:(頻度不明)回転性眩暈。
- (7)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(0.1%~5%未満)喘息、(頻度不明)咳嗽、口腔咽頭痛、鼻漏。
- (8)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】胃腸障害:(0.1%~5%未満)下痢、嘔吐、(頻度不明)腹痛、悪心。
- (9)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】皮膚及び皮下組織障害:(頻度不明)多汗症、皮膚そう痒症。
- (10)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】筋骨格系及び結合組織障害:(頻度不明)関節痛、筋肉痛、四肢痛。
- (11)【筋肉内接種(6カ月~17歳)】一般・全身障害及び投与部位の状態:(5%以上)発熱、注射部位反応(注射部位疼痛)、(0.1%~5%未満)悪寒、疲労、注射部位反応(注射部位紅斑、注射部位出血、注射部位硬結、注射部位腫脹)、(頻度不明)易刺激性、倦怠感、冷感、腋窩痛、注射部位反応(注射部位そう痒感)。
- 3)皮下接種による副反応(国内第2/3相試験、18~59歳)
- (1)【皮下接種(18~59歳)】神経系障害:(5%以上)頭痛、(0.1%~5%未満)浮動性眩暈、鎮静。
- (2)【皮下接種(18~59歳)】呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(0.1%~5%未満)喘息、口腔咽頭痛。
- (3)【皮下接種(18~59歳)】皮膚及び皮下組織障害:(0.1%~5%未満)多汗症、皮膚そう痒症、顔面腫脹。
- (4)【皮下接種(18~59歳)】筋骨格系及び結合組織障害:(5%以上)筋肉痛。
- (5)【皮下接種(18~59歳)】一般・全身障害及び投与部位の状態:(5%以上)疲労、注射部位反応(注射部位疼痛、注射部位紅斑)、(0.1%~5%未満)悪寒、倦怠感、注射部位反応(注射部位出血、注射部位硬結、注射部位知覚異常、注射部位腫脹)。
- 1)筋肉内接種による副反応(18歳以上)
細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLの使用上の注意
【接種要注意者(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)】
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、注意して接種する。
- 1.本剤の成分に対し、過敏症の既往歴のある者又はアレルギー反応を呈する可能性がある者。
- 2.明らかな発熱を呈している者、急性感染症又は重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者。
- 3.予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者。
- 4.心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者。
- 5.過去に痙攣の既往のある者。
- 6.過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者。抗体反応が十分得られない内因的免疫抑制又は抗体反応が十分得られない医原性免疫抑制のある者。
- 7.間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器疾患を有する者。
- 8.血小板減少症、凝固障害のある者、抗凝固療法施行中の者[筋肉注射部位の出血の恐れがある]。
- 9.前記に掲げる者のほか、予防接種を行うに際し注意を要する状態にある者。
【重要な基本的注意】
- 1.本剤は、「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」及び「新型インフルエンザ等対策ガイドライン」に準拠して使用する。
- 2.本剤は、免疫原性は確認されており、新型インフルエンザに対する防御あるいは症状の低減が期待できるが、臨床的な有効性は評価されていない。
- 3.被接種者又はその保護者に、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種する。
- 4.被接種者について、接種前に必ず問診、検温及び診察(視診、聴診等)によって健康状態を調べる。
- 5.被接種者又はその保護者に、接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ち、また、接種後の健康監視に留意し、局所の異常反応や体調の変化、更に高熱、痙攣等の異常な症状を呈した場合には、速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせる。
【相互作用】
免疫抑制剤による治療中の者は本剤の効果が得られない恐れがあるので、併用に注意する。
【高齢者への接種】
一般に高齢者では、生理機能が低下しているので、接種に当たっては、予診等を慎重に行い、被接種者の健康状態を十分に観察する。
【妊婦・産婦・授乳婦等への接種】
妊娠中及び授乳婦の接種に関する有効性及び安全性は確立していないので、医療従事者は、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種する。
【小児等への接種】
低出生体重児、新生児、又は6カ月未満の乳児に対する安全性は確立していない。
【接種時の注意】
- 1.接種時:
- 1)接種用器具は、ガンマ線等により滅菌されたディスポーザブル品を用いる。
- 2)容器の栓及びその周囲をアルコールで消毒した後、注射針をさし込み、所要量を注射器内に吸引する。この操作に当たっては雑菌が迷入しないよう注意する。また、栓を取り外し、あるいは他の容器に移し使用してはならない。
- 3)注射針の先端が血管内に入っていないことを確かめる。
- 4)注射針及び注射筒は、被接種者ごとに取り替えなければならない。
- 5)本剤は、他剤と混合しない。
- 6)【細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLの接種方法】に従い接種する。
- 2.接種部位:
- 1)接種部位は、アルコールで消毒する。通常、上腕三角筋中央部又は大腿前外側部に筋肉内接種もしくは上腕伸側に皮下接種する。なお、同一接種部位に反復して接種することは避ける。
- 2)筋肉内注射に当たっては、組織・神経などへの影響を避けるため次記の点に注意する。
- (1)針長は、筋肉内注射に足る長さで、組織や血管あるいは骨に到達しないよう、被接種者ごとに適切な針長を決定する。
- (2)筋肉内注射時神経走行部位を避ける。
- (3)注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
【その他の注意】
本剤は、「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」上のプレパンデミックワクチンである。
【取扱い上の注意】
- 1.本剤は使用前に室温に戻す。
- 2.使用前によく振り混ぜる。
- 3.投与の前に懸濁液を目視により確認する(異物混入又は異常な外観の場合は使用しない)。
- 4.ゴム栓に注射針を穿刺後、本剤は速やかに使用する(穿刺後の安定性は室温で3時間である)。
- 5.誤って凍結させたものは使用してはならない。
- 6.未使用のワクチン又は廃棄材は、地域の規制に従って廃棄する。
- (細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLの接種方法)
- 1.筋肉内注射:
- 1)針長は、針先が筋肉内に十分達し、かつ深すぎて組織や血管あるいは骨に到達しないよう、被接種者ごとに適切な針長を決定する。
- 2)神経走行部位は避け、針を直角に刺す。
- 3)注射針を刺入したときに激痛の訴えや血液の逆流が認められた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
- 4)年齢による接種部位の目安(日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会.小児に対するワクチンの筋肉内接種法について(改訂版);2016年7月8日、Centers for Disease Control and Prevention(U.S.).Epidemiology and prevention of vaccine-preventable diseases;13th Edition:Chapter 6 Vaccine Administration):
- (1)小児:
- ①.1歳未満:大腿前外側部。
- ②.1歳以上2歳未満:大腿前外側部又は上腕三角筋中央部。
- ③.2歳以上:上腕三角筋中央部。
- (2)成人・高齢者:上腕三角筋中央部。
- (1)小児:
- 5)大腿前外側部の皮膚面に直角に筋肉内注射する。筋肉内注射時臀部には接種しない。
- 6)肩峰先端から三横指下の三角筋中央の皮膚面に直角に筋肉内注射する。
- 2.皮下注射:
- 1)皮下接種は、通常、上腕伸側(上腕後側)の皮下に注射する。深すぎて筋肉内に達しないように針を斜めに刺す。
- 2)上腕伸側(上腕後側)の下3分の1の皮膚面に皮下注射する。
【保管上の注意】
遮光して、2-8℃に凍結を避けて保存。
細胞培養インフルエンザワクチンH5N1「タケダ」1mLの成分一致薬品
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