スパトニン錠50mgの用法・用量
ジエチルカルバマジンクエン酸塩として、通常投与開始3日間は成人1日1回100mg(小児50mg)を夕食後経口投与する。次の3日間は成人1日300mg(小児150mg)を3回に分けて毎食後経口投与する。その後毎週1回、成人1日300mg(小児150mg)を8週間経口投与する。
スパトニン錠50mgの効能・効果
フィラリアの駆除。
スパトニン錠50mgの副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 1.重大な副作用:
- 1)過敏症状(頻度不明):発熱、リンパ節腫脹、陰のう腫脹、浮腫、そう痒、悪寒、疝痛、筋肉痛、皮疹、皮膚炎、また、まれに、アレルギー性脳炎等の過敏症状があらわれることがある(通常、これらの症状は一過性であるが、症状が強い場合には観察を十分に行い、副腎皮質ホルモン剤、抗ヒスタミン剤の投与等適切な処置を行うこと)。なお、過敏症状が眼に及んだ場合には失明のおそれがあるので投与を中止すること。
- 2.その他の副作用:
- [1]精神神経系:(頻度不明)頭痛、倦怠感、めまい、眠気。
- [2]消化器:(頻度不明)悪心・嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢。
- [3]その他:(頻度不明)脱毛。
スパトニン錠50mgの使用上の注意
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【高齢者】
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
【その他の注意】
- 1.臨床使用に基づく情報:ミクロフィラリア陽性者に対して本剤を投与すると、服用1~3日目頃に発熱、リンパ腺痛、陰のう発赤等の症状がみられることがある(これは死滅したミクロフィラリアあるいは成虫が発熱物質若しくは抗原となり、抗原抗体反応の結果起こるアレルギー反応と考えられる)。
【保管上の注意】
室温保存。
スパトニン錠50mgの成分一致薬品
成分一致薬品は見つかりませんでした。