ゼルフィルムの用法・用量
適当量を生理食塩液に浸して柔軟化させ、適所に被覆するか又は挿入する。本品は組織に吸収されるので体内に包埋しても差し支えない。
ゼルフィルムの効能・効果
脳神経外科、胸部外科及び眼科手術後の癒着防止。
ゼルフィルムの副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 1.重大な副作用:ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明):全身発赤、呼吸困難、血圧低下等があらわれることがある。
ゼルフィルムの使用上の注意
【禁忌】
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
【重要な基本的注意】
本剤は殺菌作用を持たないので、感染の可能性が高い場合には、適切な処置を考慮すること。
【合併症・既往歴等のある患者】
- 1.視神経及び視束交叉の周囲:圧迫により視力障害を起こすことがある。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与前の注意:
- 1)使用方法:使用に際しては無菌的に取扱い、開封後はできるだけ早く使用すること。
- 2)開封後の未使用分:
- (1)未使用分は廃棄すること。
- (2)再滅菌使用は行わないこと。
【保管上の注意】
室温保存。乾燥した場所に汚染を避けて保管すること。