商品名

ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」 医薬品基本情報

薬効

2149 その他の血圧降下剤

一般名

ニカルジピン塩酸塩10mg10mL注射液

英名

Nicardipine hydrochloride

剤型

注射液

薬価

97.00成分一致薬品で比較

規格

10mg 10mL 1管

メーカー

日医工

毒劇区分

(劇)

ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の効能効果

手術時の異常高血圧の救急処置、高血圧性緊急症、急性心不全、慢性心不全の急性増悪

ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の使用制限等

 1.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、高度大動脈弁狭窄、高度僧帽弁狭窄、心原性ショック、肥大型閉塞性心筋症、低血圧<収縮期血圧90mmHg未満>、発症直後で病態が安定していない重篤な急性心筋梗塞

記載場所

使用上の注意

注意レベル

禁止

 2.脳出血急性期、脳卒中急性期で頭蓋内圧亢進

記載場所

使用上の注意

注意レベル

相対禁止

 3.血圧やや低く収縮期血圧100mmHg未満を目安に循環血液量が相対的に減少、大動脈弁狭窄症、遺伝性果糖不耐症、重篤な不整脈、血圧が低い、重篤な腎機能障害、肝機能障害、開心術後の回復管理期

記載場所

使用上の注意

注意レベル

注意

ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の副作用等

 1.麻痺性イレウス、黄疸

記載場所

重大な副作用

頻度

頻度不明

 2.低酸素血症、狭心痛、狭心痛悪化、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、肝機能障害

記載場所

重大な副作用

頻度

5%未満

 3.肺水腫、呼吸困難、血小板減少

記載場所

重大な副作用

頻度

0.1%未満

 4.房室ブロック、過敏症、皮疹、静脈炎

記載場所

その他の副作用

頻度

頻度不明

 5.頻脈、心電図変化、血圧低下、肺動脈圧上昇、心係数低下、心室頻拍、チアノーゼ、肝機能異常、AST上昇、ALT上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇

記載場所

その他の副作用

頻度

5%未満

 6.動悸、顔面潮紅、全身倦怠感、心室性期外収縮、嘔気、嘔吐、むかつき、頭痛、体温上昇、尿量減少、血中総コレステロール低下、悪寒、背部痛、血清カリウム上昇

記載場所

その他の副作用

頻度

0.1%未満

 7.血圧低下

記載場所

使用上の注意

頻度

頻度不明

 8.著明な低血圧、過度の血圧低下、動脈血酸素分圧低下、低血糖、肝不全、腎不全、胎仔死亡増加、分娩障害、出生仔体重減少、出生仔体重増加抑制、炎症、硬結、痛み、発赤、循環不全、心不全

記載場所

使用上の注意

頻度

頻度不明

ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の相互作用

 1.薬剤名等 : 血管拡張薬等

発現事象

過度の血圧低下

理由原因

-

投与条件

急性心不全

指示

注意

 2.薬剤名等 : 血圧降下剤

発現事象

血圧降下作用が増強

理由原因

両剤の薬理学的な相加作用

投与条件

-

指示

注意

 3.薬剤名等 : β-遮断剤

発現事象

心機能の低下、過度の血圧低下

理由原因

両剤の薬理学的な相加作用による:①血圧降下作用の増強、②陰性変力作用の増強

投与条件

-

指示

注意

 4.薬剤名等 : フェンタニール

発現事象

血圧低下

理由原因

-

投与条件

フェンタニール麻酔時、β-遮断剤と本剤の併用

指示

注意

 5.薬剤名等 : ジゴキシン

発現事象

作用を増強し中毒症状<嘔気・嘔吐・めまい・徐脈・不整脈等>

理由原因

本剤が、主に腎でのクリアランスを減少させ、ジゴキシンの血中濃度が上昇

投与条件

-

指示

注意

 6.薬剤名等 : ダントロレンナトリウム水和物

発現事象

他のCa拮抗剤<ベラパミル等>の動物実験で循環虚脱、他のCa拮抗剤<ベラパミル等>の動物実験で心室細動

理由原因

高カリウム血症

投与条件

-

指示

注意

 7.薬剤名等 : タンドスピロンクエン酸塩

発現事象

血圧降下作用が増強

理由原因

タンドスピロンクエン酸塩は中枢性の血圧降下作用を有し、相加的な降圧作用

投与条件

-

指示

注意

 8.薬剤名等 : ニトログリセリン

発現事象

房室ブロック

理由原因

-

投与条件

-

指示

注意

 9.薬剤名等 : 筋弛緩剤

発現事象

作用が増強

理由原因

本剤が神経筋接合部位において、シナプス前あるいは後にアセチルコリン放出を抑制、骨格筋の筋小胞体でのCa遊離抑制による筋自体の収縮力の低下

投与条件

-

指示

注意

10.薬剤名等 : 免疫抑制剤

発現事象

本剤の作用を増強し血圧低下・頻脈、作用を増強し中毒症状<特に腎機能異常>

理由原因

本剤あるいは免疫抑制剤によりCYP3A4が阻害され、免疫抑制剤あるいは本剤の血中濃度が上昇

投与条件

-

指示

注意

11.薬剤名等 : フェニトイン

発現事象

作用を増強し中毒症状<神経的>

理由原因

本剤の蛋白結合率が高いため、血漿蛋白結合競合により、遊離型フェニトインが上昇

投与条件

-

指示

注意

12.薬剤名等 : フェニトイン

発現事象

本剤の作用が減弱

理由原因

CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進

投与条件

-

指示

注意

13.薬剤名等 : リファンピシン

発現事象

本剤の作用が減弱

理由原因

CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進

投与条件

-

指示

注意

14.薬剤名等 : シメチジン

発現事象

本剤の作用が増強され血圧低下・頻脈

理由原因

これらの薬剤によりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇

投与条件

-

指示

注意

15.薬剤名等 : HIVプロテアーゼ阻害剤

発現事象

本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強

理由原因

これらの薬剤によりCYP3A4が阻害

投与条件

-

指示

注意

16.薬剤名等 : アゾール系抗真菌薬

発現事象

本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強

理由原因

これらの薬剤によりCYP3A4が阻害

投与条件

-

指示

注意

ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の配合変化

 1.薬剤名等 : pHが高い輸液等

発現事象

本剤が析出

理由原因

-

投与条件

点滴静注

指示

注意

ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」

ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」

をすると
閲覧履歴を40件まで利用できます