ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の効能・効果
手術時の異常高血圧の救急処置、高血圧性緊急症、急性心不全、慢性心不全の急性増悪
ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の使用制限等
1.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、高度大動脈弁狭窄、高度僧帽弁狭窄、心原性ショック、肥大型閉塞性心筋症、低血圧<収縮期血圧90mmHg未満>、発症直後で病態が安定していない重篤な急性心筋梗塞
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.脳出血急性期、脳卒中急性期で頭蓋内圧亢進
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
相対禁止
3.血圧やや低く収縮期血圧100mmHg未満を目安に循環血液量が相対的に減少、大動脈弁狭窄症、遺伝性果糖不耐症、重篤な不整脈、血圧が低い、重篤な腎機能障害、肝機能障害、開心術後の回復管理期
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の副作用等
1.麻痺性イレウス、黄疸
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.低酸素血症、狭心痛、狭心痛悪化、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、肝機能障害
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
5%未満
3.肺水腫、呼吸困難、血小板減少
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
0.1%未満
4.房室ブロック、過敏症、皮疹、静脈炎
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
5.頻脈、心電図変化、血圧低下、肺動脈圧上昇、心係数低下、心室頻拍、チアノーゼ、肝機能異常、AST上昇、ALT上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
6.動悸、顔面潮紅、全身倦怠感、心室性期外収縮、嘔気、嘔吐、むかつき、頭痛、体温上昇、尿量減少、血中総コレステロール低下、悪寒、背部痛、血清カリウム上昇
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
0.1%未満
7.血圧低下
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
8.著明な低血圧、過度の血圧低下、動脈血酸素分圧低下、低血糖、肝不全、腎不全、胎仔死亡増加、分娩障害、出生仔体重減少、出生仔体重増加抑制、炎症、硬結、痛み、発赤、循環不全、心不全
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の相互作用
1.薬剤名等 : 血管拡張薬等
- 発現事象
-
過度の血圧低下
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
急性心不全
- 指示
-
注意
2.薬剤名等 : 血圧降下剤
- 発現事象
-
血圧降下作用が増強
- 理由・原因
-
両剤の薬理学的な相加作用
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
3.薬剤名等 : β-遮断剤
- 発現事象
-
心機能の低下、過度の血圧低下
- 理由・原因
-
両剤の薬理学的な相加作用による:①血圧降下作用の増強、②陰性変力作用の増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
4.薬剤名等 : フェンタニール
- 発現事象
-
血圧低下
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
フェンタニール麻酔時、β-遮断剤と本剤の併用
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : ジゴキシン
- 発現事象
-
作用を増強し中毒症状<嘔気・嘔吐・めまい・徐脈・不整脈等>
- 理由・原因
-
本剤が、主に腎でのクリアランスを減少させ、ジゴキシンの血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : ダントロレンナトリウム水和物
- 発現事象
-
他のCa拮抗剤<ベラパミル等>の動物実験で循環虚脱、他のCa拮抗剤<ベラパミル等>の動物実験で心室細動
- 理由・原因
-
高カリウム血症
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
7.薬剤名等 : タンドスピロンクエン酸塩
- 発現事象
-
血圧降下作用が増強
- 理由・原因
-
タンドスピロンクエン酸塩は中枢性の血圧降下作用を有し、相加的な降圧作用
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : ニトログリセリン
- 発現事象
-
房室ブロック
- 理由・原因
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-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : 筋弛緩剤
- 発現事象
-
作用が増強
- 理由・原因
-
本剤が神経筋接合部位において、シナプス前あるいは後にアセチルコリン放出を抑制、骨格筋の筋小胞体でのCa遊離抑制による筋自体の収縮力の低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : 免疫抑制剤
- 発現事象
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本剤の作用を増強し血圧低下・頻脈、作用を増強し中毒症状<特に腎機能異常>
- 理由・原因
-
本剤あるいは免疫抑制剤によりCYP3A4が阻害され、免疫抑制剤あるいは本剤の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
11.薬剤名等 : フェニトイン
- 発現事象
-
作用を増強し中毒症状<神経的>
- 理由・原因
-
本剤の蛋白結合率が高いため、血漿蛋白結合競合により、遊離型フェニトインが上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
12.薬剤名等 : フェニトイン
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
13.薬剤名等 : リファンピシン
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
14.薬剤名等 : シメチジン
- 発現事象
-
本剤の作用が増強され血圧低下・頻脈
- 理由・原因
-
これらの薬剤によりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
15.薬剤名等 : HIVプロテアーゼ阻害剤
- 発現事象
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本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- 理由・原因
-
これらの薬剤によりCYP3A4が阻害
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
16.薬剤名等 : アゾール系抗真菌薬
- 発現事象
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本剤の血中濃度が上昇し本剤の作用が増強
- 理由・原因
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これらの薬剤によりCYP3A4が阻害
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
ニカルジピン塩酸塩注射液10mg「日医工」の配合変化
1.薬剤名等 : pHが高い輸液等
- 発現事象
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本剤が析出
- 理由・原因
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- 投与条件
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点滴静注
- 指示
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注意