カルビスケン錠5mgの効能・効果
洞性頻脈、本態性高血圧症<軽症~中等症>、狭心症
カルビスケン錠5mgの使用制限等
1.類薬で過敏症の既往歴、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、気管支痙攣又はその恐れ・疑い、気管支喘息又はその恐れ・疑い、代謝性アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、著しい洞性徐脈、洞不全症候群、洞房ブロック、高度徐脈、房室ブロック<2・3度>、肺高血圧による右心不全、心原性ショック、うっ血性心不全、異型狭心症、低血圧症、壊疽、重症末梢循環障害、未治療の褐色細胞腫、未治療のパラガングリオーマ、チオリダジン投与中
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.手術前24時間
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
希望禁止
3.褐色細胞腫、パラガングリオーマ
- 記載場所
-
用法・用量
- 注意レベル
-
注意
4.うっ血性心不全又はその恐れ・疑い、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態、低血糖症、徐脈、房室ブロック<1度>、甲状腺中毒症、間欠性跛行症、末梢循環障害、レイノー症候群、褐色細胞腫、パラガングリオーマ、腎機能障害、肝機能障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
カルビスケン錠5mgの副作用等
1.心不全、心不全悪化、心胸比増大
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
5%未満
2.喘息症状、喘息症状悪化
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
0.1%未満
3.低血圧、精神症状、抑うつ、幻覚、悪夢、口渇、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、涙液分泌減少、霧視、CK上昇、LDH上昇、血清尿酸値上昇
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
4.過敏症、発疹、動悸、胸痛、浮腫、めまい、ふらつき、頭痛、不眠、脳貧血様症状、眠気、悪心、嘔吐、下痢、心窩部不快感、脱力感、倦怠感、手足のしびれ感
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
5.徐脈、振戦、多汗、腹痛、食欲不振、熱感、腓腸筋痙直、こむらがえり、筋肉痛
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
0.1%未満
6.心筋収縮力抑制を増強、徐脈、低血圧、症状が悪化、心筋梗塞、脳梗塞、過度の徐脈、心不全、気管支痙攣、他の薬剤によるアナフィラキシー反応がより重篤
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
カルビスケン錠5mgの相互作用
1.薬剤名等 : チオリダジン
- 発現事象
-
不整脈、QT延長
- 理由・原因
-
本剤はチオリダジンの肝における酸化的な代謝を阻害し、血中濃度を上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : 交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤
- 発現事象
-
過剰の交感神経抑制を来し徐脈・血圧低下
- 理由・原因
-
共に交感神経抑制作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
3.薬剤名等 : レセルピン等
- 発現事象
-
脈拍の増加
- 理由・原因
-
レセルピンによりカテコラミンが枯渇した状態においては本剤の内因性交感神経刺激作用が顕在化
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
4.薬剤名等 : 血糖降下剤
- 発現事象
-
血糖降下作用を増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク
- 理由・原因
-
低血糖に伴う交感神経系の症状をマスク、本剤のβ-遮断作用により、低血糖からの回復が遅れる
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : カルシウム拮抗剤
- 発現事象
-
相互に作用が増強され過度の降圧又は心機能抑制
- 理由・原因
-
共に陰性変時・変力作用、降圧作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : クロニジン
- 発現事象
-
投与中止後のリバウンド現象<血圧上昇>を増強
- 理由・原因
-
クロニジンの投与中止により血中ノルアドレナリンが増加した場合、本剤のβ-遮断作用によりα-刺激作用(血管収縮作用)が優位となる
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
7.薬剤名等 : Class1抗不整脈剤
- 発現事象
-
過度の心機能抑制
- 理由・原因
-
共に心機能抑制作用を有する
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : アミオダロン
- 発現事象
-
過度の心機能抑制
- 理由・原因
-
共に心機能抑制作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : 麻酔剤
- 発現事象
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過剰の交感神経の抑制
- 理由・原因
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共に交感神経抑制作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : ジギタリス製剤
- 発現事象
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房室伝導時間が延長し徐脈・房室ブロック
- 理由・原因
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共に刺激伝導速度の抑制作用を有する
- 投与条件
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- 指示
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注意
11.薬剤名等 : 非ステロイド性抗炎症剤
- 発現事象
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本剤の降圧作用が減弱
- 理由・原因
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非ステロイド性抗炎症剤は、血管拡張作用を有する腎プロスタグランジンの合成・遊離を阻害し血圧を上昇
- 投与条件
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- 指示
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注意
12.薬剤名等 : 降圧作用を有する他の薬剤
- 発現事象
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過度の降圧
- 理由・原因
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共に降圧作用を有する
- 投与条件
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-
- 指示
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注意
13.薬剤名等 : 交感神経刺激剤
- 発現事象
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昇圧反応
- 理由・原因
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本剤のβ-遮断作用により交感神経刺激剤のα-刺激作用が優位となる
- 投与条件
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- 指示
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注意