アテノロール錠50mg「NIG」の効能・効果
本態性高血圧症<軽症~中等症>、狭心症、期外収縮、洞性頻脈、頻脈性不整脈
アテノロール錠50mg「NIG」の使用制限等
1.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、代謝性アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、洞不全症候群、洞房ブロック、高度又は症状を呈する徐脈、房室ブロック<2・3度>、心原性ショック、肺高血圧による右心不全、うっ血性心不全、低血圧症、壊疽、重度末梢循環障害、未治療の褐色細胞腫、未治療のパラガングリオーマ
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.手術前48時間
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
希望禁止
3.気管支痙攣又はその恐れ・疑い、気管支喘息又はその恐れ・疑い、うっ血性心不全又はその恐れ・疑い、重篤な腎障害、クレアチニン・クリアランス値が35mL/分以下、糸球体ろ過値が35mL/分以下
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
慎重投与
4.褐色細胞腫、パラガングリオーマ
- 記載場所
-
用法・用量
- 注意レベル
-
注意
5.コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態、低血糖症、甲状腺中毒症、間欠性跛行症、末梢循環障害、レイノー症候群、徐脈、房室ブロック<1度>、異型狭心症、褐色細胞腫、パラガングリオーマ、重篤な肝障害、アナフィラキシーの既往歴
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
アテノロール錠50mg「NIG」の副作用等
1.徐脈、心不全、心胸比増大、房室ブロック、洞房ブロック、失神、起立性低血圧、血小板減少症、紫斑病
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.呼吸困難、喘鳴
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
5%未満
3.気管支痙攣
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
0.1%未満
4.過敏症、発疹、そう痒、霧視、涙液分泌減少、胸部圧迫感、動悸、四肢冷感、レイノー症状、間欠性跛行、眩暈、不眠、眠気、錯乱、悪夢、気分変化、精神変調、腹部不快感、軟便、AST上昇、ALT上昇、胆汁うっ滞性肝炎、BUN上昇、クレアチニン上昇、脱力感、しびれ感、浮腫、末梢性浮腫、高脂血症、脱毛、冷汗、頻尿、高血糖、高尿酸血症、乾癬様皮疹、乾癬悪化、抗核抗体陽性化、勃起障害
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
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頻度不明
5.視力異常、低血圧、頭痛、めまい、口渇、嘔吐、食欲不振、下痢、便秘、腹痛、倦怠
- 記載場所
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その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
6.うつ状態、神経病性うつ病、耳鳴、耳痛、悪心、嘔気、CK上昇、CPK上昇
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
0.1%未満
7.心筋収縮力の抑制を増強、徐脈、低血圧、症状が悪化、心筋梗塞、発育遅延、低血糖、過度の血圧低下、心機能抑制、心停止、心不全、脳梗塞、過度の徐脈、アナフィラキシー反応の増悪
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
アテノロール錠50mg「NIG」の相互作用
1.薬剤名等 : 交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤
- 発現事象
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交感神経系の過剰の抑制<徐脈・心不全等>
- 理由・原因
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相互に作用(交感神経抑制作用)を増強
- 投与条件
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- 指示
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慎重投与
2.薬剤名等 : クラス1抗不整脈剤
- 発現事象
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心停止、洞停止、過度の心機能抑制<徐脈・心不全等>
- 理由・原因
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抗不整脈剤は陰性変力作用及び陰性変時作用を有するが、β遮断剤もカテコールアミンの作用を遮断することにより心機能を抑制するため、併用により心機能が過度に抑制
- 投与条件
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-
- 指示
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慎重投与
3.薬剤名等 : クラス3抗不整脈剤
- 発現事象
-
心停止、洞停止、過度の心機能抑制<徐脈・心不全等>
- 理由・原因
-
抗不整脈剤は陰性変力作用及び陰性変時作用を有するが、β遮断剤もカテコールアミンの作用を遮断することにより心機能を抑制するため、併用により心機能が過度に抑制
- 投与条件
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-
- 指示
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慎重投与
4.薬剤名等 : 血糖降下剤
- 発現事象
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血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク
- 理由・原因
-
血糖値が低下するとカテコールアミンが副腎から分泌され肝でのグリコーゲンの分解を促し血糖値を上昇させるが、肝臓のβ受容体が遮断されているとカテコールアミンによる血糖上昇作用が抑えられ、血糖降下作用が増強、カテコールアミンは心拍数を増加させるが、心臓のβ1受容体が遮断されていると、心拍数の増加が起きず、頻脈のような低血糖症状がマスク
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : カルシウム拮抗剤
- 発現事象
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心停止、洞停止、心不全、低血圧・徐脈・房室ブロック等の伝導障害
- 理由・原因
-
相互に作用(心収縮力や刺激伝導系の抑制作用、降圧作用等)を増強
- 投与条件
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- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : クロニジン
- 発現事象
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投与中止後のリバウンド現象<血圧上昇・頭痛・嘔気等>を増強
- 理由・原因
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クロニジンを中止すると、血中カテコールアミンが上昇し、血圧上昇をきたすが、β遮断剤が投与されていると、カテコールアミンによるα刺激作用が優位になり、血管収縮がさらに増強
- 投与条件
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-
- 指示
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注意
7.薬剤名等 : 麻酔剤
- 発現事象
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心停止、洞停止、過度の心機能抑制<徐脈・心不全等>、反射性頻脈が弱まり低血圧のリスクが増強
- 理由・原因
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麻酔剤により低血圧が起こると反射性の頻脈が起こるが、β遮断剤が併用されていると、反射性の頻脈を弱め、低血圧が強められる、陰性変力作用を有する麻酔剤では、相互に作用を増強
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : ジギタリス製剤
- 発現事象
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房室伝導時間が延長し徐脈・房室ブロック
- 理由・原因
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ジギタリス、β遮断剤はともに房室結節伝導時間を延長
- 投与条件
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- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : 非ステロイド性抗炎症剤
- 発現事象
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本剤の降圧作用が減弱
- 理由・原因
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非ステロイド性抗炎症剤は血管拡張作用を有するプロスタグランジンの生成を阻害
- 投与条件
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- 指示
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注意
10.薬剤名等 : 交感神経刺激剤
- 発現事象
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相互の薬剤の効果が減弱、血圧上昇、血管収縮
- 理由・原因
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相互に作用を減弱、α刺激作用を有する薬剤の場合には、本剤により交感神経刺激剤のβ刺激作用が抑制され、α刺激作用が優位
- 投与条件
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- 指示
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注意
11.薬剤名等 : フィンゴリモド
- 発現事象
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重度の徐脈、心ブロック
- 理由・原因
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共に徐脈や心ブロックを引き起こす
- 投与条件
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フィンゴリモドの投与開始時
- 指示
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注意