テモカプリル塩酸塩錠2mg「サワイ」の効能・効果
腎実質性高血圧症、高血圧症、腎血管性高血圧症
テモカプリル塩酸塩錠2mg「サワイ」の使用制限等
1.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、血管浮腫の既往、遺伝性血管浮腫の既往、後天性血管浮腫の既往、特発性血管浮腫の既往、薬剤による血管浮腫の既往、デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中、トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中、ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中、アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた血液透析施行中、アリスキレンフマル酸塩投与中、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬投与中、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬投与中止から36時間以内
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.両側性腎動脈狭窄、片腎で腎動脈狭窄、高カリウム血症
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
原則禁止
3.手術前24時間
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
希望禁止
4.重篤な腎機能障害、血清クレアチニン値が3mg/dLを超える、クレアチニンクリアランス値が30mL/min以下
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
慎重投与
5.腎機能障害、血清カリウム値が高くなりやすい、コントロール不良の糖尿病、重症高血圧症、厳重な減塩療法中、血液透析中、重篤な肝機能障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
テモカプリル塩酸塩錠2mg「サワイ」の副作用等
1.呼吸困難、顔面腫脹、舌腫脹、声門腫脹、喉頭腫脹、血管浮腫、腹痛、腸管血管浮腫、黄疸、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、ALP上昇、肝機能障害、血小板減少、高カリウム血症、天疱瘡様症状、紅斑、水疱、そう痒、発熱、粘膜疹、汎血球減少、無顆粒球症
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.過敏症、蕁麻疹、貧血、血小板減少、眠気、嘔吐、腹痛、γ-GTP上昇、肝機能異常、動悸、低血圧、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、低血糖、嗄声、胸部不快感、咽頭不快感、顔面潮紅、倦怠感、味覚異常、浮腫
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
3.発疹、そう痒、白血球減少、好酸球増多、めまい、頭痛、頭重、胃部不快感、嘔気、食欲不振、下痢、AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、LDH上昇、咳嗽、CK上昇、血清カリウム上昇、口渇、抗核抗体陽性
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
4.高度呼吸困難、血管浮腫、急速に腎機能悪化、一過性の急激な血圧低下、過度の血圧低下、腎不全、頭蓋形成不全、肺形成不全、腎形成不全、死亡、羊水過少症、低血圧、高カリウム血症、四肢拘縮、頭蓋顔面変形、肺低形成、奇形、脳梗塞
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
テモカプリル塩酸塩錠2mg「サワイ」の相互作用
1.薬剤名等 : アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬投与中止から36時間以内
- 発現事象
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- 理由・原因
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- 投与条件
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-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : デキストラン硫酸固定化セルロースを用いた吸着器によるアフェレーシス施行
- 発現事象
-
ショック
- 理由・原因
-
陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートによりブラジキニンの産生が刺激、本剤が、ブラジキニンの代謝を抑制するため、ブラジキニンの血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
3.薬剤名等 : トリプトファン固定化PVAを用いた吸着器によるアフェレーシス施行
- 発現事象
-
ショック
- 理由・原因
-
陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートによりブラジキニンの産生が刺激、本剤が、ブラジキニンの代謝を抑制するため、ブラジキニンの血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
4.薬剤名等 : ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行
- 発現事象
-
ショック
- 理由・原因
-
陰性に荷電したデキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートによりブラジキニンの産生が刺激、本剤が、ブラジキニンの代謝を抑制するため、ブラジキニンの血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
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禁止
5.薬剤名等 : アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析
- 発現事象
-
アナフィラキシー
- 理由・原因
-
陰性に荷電したAN69膜によりブラジキニンの産生が刺激され、さらに本剤が、ブラジキニンの代謝を抑制するため、ブラジキニンの血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
6.薬剤名等 : アリスキレンフマル酸塩
- 発現事象
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非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
- 理由・原因
-
レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強
- 投与条件
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糖尿病患者に使用する場合(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)
- 指示
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禁止
7.薬剤名等 : アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬
- 発現事象
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血管浮腫
- 理由・原因
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相加的にブラジキニンの分解が抑制され、ブラジキニンの血中濃度が上昇
- 投与条件
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-
- 指示
-
禁止
8.薬剤名等 : アリスキレンフマル酸塩
- 発現事象
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-
- 理由・原因
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レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強
- 投与条件
-
eGFRが60mL/min/1.73㎡未満の腎機能障害
- 指示
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原則禁止
9.薬剤名等 : カリウム保持性利尿剤
- 発現事象
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血清カリウム値が上昇
- 理由・原因
-
本剤はアンジオテンシン2産生を抑制し、アルドステロンの分泌を低下させるため、カリウム排泄を減少
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : カリウム補給剤
- 発現事象
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血清カリウム値が上昇
- 理由・原因
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本剤はアンジオテンシン2産生を抑制し、アルドステロンの分泌を低下させるため、カリウム排泄を減少
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
11.薬剤名等 : 利尿降圧剤
- 発現事象
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一過性の急激な血圧低下
- 理由・原因
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利尿降圧剤によるナトリウム排泄によって、レニン-アンジオテンシン系が亢進されているため、本剤によりアンジオテンシン2の産生が抑制されると、降圧作用が増強
- 投与条件
-
本剤初回投与後
- 指示
-
注意
12.薬剤名等 : リチウム製剤
- 発現事象
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他のアンジオテンシン変換酵素阻害剤との併用によりリチウム中毒
- 理由・原因
-
ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、本剤がナトリウム排泄を促進することにより起こる
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
13.薬剤名等 : ニトログリセリン
- 発現事象
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降圧作用が増強
- 理由・原因
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両剤の降圧作用
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
14.薬剤名等 : アリスキレンフマル酸塩
- 発現事象
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高カリウム血症、低血圧、腎機能障害
- 理由・原因
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レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
15.薬剤名等 : アンジオテンシン2受容体拮抗剤
- 発現事象
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高カリウム血症、低血圧、腎機能障害
- 理由・原因
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レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
16.薬剤名等 : 非ステロイド性消炎鎮痛剤
- 発現事象
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降圧作用が減弱
- 理由・原因
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非ステロイド性消炎鎮痛剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成阻害作用
- 投与条件
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- 指示
-
注意
17.薬剤名等 : 非ステロイド性消炎鎮痛剤
- 発現事象
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腎機能を悪化
- 理由・原因
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プロスタグランジンの合成阻害作用により、腎血流量が低下
- 投与条件
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-
- 指示
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注意
18.薬剤名等 : カリジノゲナーゼ製剤
- 発現事象
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過度の血圧低下
- 理由・原因
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血管平滑筋の弛緩が増強
- 投与条件
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- 指示
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注意
19.薬剤名等 : インスリン
- 発現事象
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アンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより低血糖
- 理由・原因
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- 投与条件
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- 指示
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注意
20.薬剤名等 : 経口血糖降下剤
- 発現事象
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アンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与することにより低血糖
- 理由・原因
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- 投与条件
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- 指示
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注意