イルトラ配合錠HDの効能・効果
高血圧症
イルトラ配合錠HDの使用制限等
1.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、類薬で過敏症の既往歴、透析中、無尿、急性腎不全、体液中のカリウム減少、体液中のナトリウム減少、アリスキレンフマル酸塩投与中、デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.両側性腎動脈狭窄、片腎で腎動脈狭窄、高カリウム血症、血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
原則禁止
3.手術前24時間
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
希望禁止
4.心疾患のある高齢者
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
慎重投与
5.血清カリウム値異常、腎機能障害、血清カリウム値が高くなりやすい、コントロール不良の糖尿病、重篤な脳動脈硬化症、重篤な冠動脈硬化症、脳血管障害、痛風の家族歴、糖尿病の家族歴、高尿酸血症、痛風、糖尿病、嘔吐、下痢、高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症、厳重な減塩療法中、交感神経切除後、胆汁性肝硬変、胆汁うっ滞、進行した肝硬変症、肝疾患、肝障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
イルトラ配合錠HDの副作用等
1.顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹、腫脹、血管浮腫、ショック、失神、冷感、嘔吐、意識消失、高カリウム血症、倦怠感、食欲不振、嘔気、痙攣、意識障害、低ナトリウム血症、腎不全、黄疸、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、肝機能障害、低血糖、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、筋肉痛、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、横紋筋融解症、再生不良性貧血、間質性肺炎
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.血中尿酸値上昇
- 記載場所
-
その他の副作用
3.過敏症、じん麻疹、そう痒、顔面潮紅、血圧低下、頻脈、徐脈、心室性期外収縮、心房細動、もうろう感、眠気、不眠、知覚異常、悪心、嘔吐、便秘、下痢、胸やけ、食欲不振、口渇、腹部不快感、膵炎、唾液腺炎、LDH上昇、Al-P上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、尿沈渣異常、白血球増加、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、紫斑、代謝異常、低カリウム血症、低クロール性アルカローシス、血中カルシウム上昇、電解質失調、コレステロール上昇、高血糖症、視力異常、霧視、黄視症、胸痛、倦怠感、ほてり、浮腫、味覚異常、発熱、関節痛、筋痛、背部痛、筋力低下、総蛋白減少、CRP上昇、性機能異常、鼻閉、全身性紅斑性狼瘡悪化、筋痙攣、耳鳴
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
4.発疹、光線過敏症、動悸、起立性低血圧、めまい、しびれ感、頭痛、腹痛、ALT上昇、AST上昇、ビリルビン上昇、γ-GTP上昇、尿中蛋白陽性、好酸球増加、赤血球減少、白血球減少、血清脂質増加、高尿酸血症、血清カリウム上昇、咳嗽、CK上昇、頻尿
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
5.低カリウム血症
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
6.高尿酸血症、血清尿酸値上昇
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
7.重篤な肝機能障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
8.電解質失調
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
9.血清クレアチニン値上昇
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
10.電解質失調、脱水、急速に腎機能悪化、血栓塞栓症、低ナトリウム血症、一過性の急激な血圧低下、肝性昏睡、腎不全、頭蓋形成不全、肺形成不全、腎形成不全、死亡、羊水過少症、低血圧、高カリウム血症、四肢拘縮、頭蓋顔面奇形、肺低形成、高ビリルビン血症、血小板減少、血漿量減少、血液濃縮、子宮血流量減少、胎盤血流量減少、出生仔体重増加抑制、脳梗塞、立ちくらみ、めまい、失神、低カリウム血症
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
イルトラ配合錠HDの相互作用
1.薬剤名等 : アリスキレンフマル酸塩
- 発現事象
-
非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
- 理由・原因
-
イルベサルタン:レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強
- 投与条件
-
糖尿病患者に使用する場合(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : デスモプレシン酢酸塩水和物
- 発現事象
-
低ナトリウム血症
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:いずれも低ナトリウム血症が発現
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
3.薬剤名等 : アリスキレンフマル酸塩
- 発現事象
-
-
- 理由・原因
-
イルベサルタン:レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強
- 投与条件
-
eGFRが60mL/min/1.73㎡未満の腎機能障害
- 指示
-
原則禁止
4.薬剤名等 : カリウム保持性利尿剤
- 発現事象
-
血清カリウム値が上昇
- 理由・原因
-
イルベサルタン:アルドステロン分泌抑制によりカリウム貯留作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : カリウム補給剤
- 発現事象
-
血清カリウム値が上昇
- 理由・原因
-
イルベサルタン:アルドステロン分泌抑制によりカリウム貯留作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : 利尿降圧剤
- 発現事象
-
一過性の急激な血圧低下
- 理由・原因
-
イルベサルタン:利尿降圧剤で治療を受けている患者では、体液量の減少によりレニン活性が亢進しており、降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
7.薬剤名等 : アリスキレンフマル酸塩
- 発現事象
-
高カリウム血症、低血圧、腎機能障害
- 理由・原因
-
イルベサルタン:レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : アンジオテンシン変換酵素阻害剤
- 発現事象
-
高カリウム血症、低血圧、腎機能障害
- 理由・原因
-
イルベサルタン:レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : 非ステロイド性抗炎症薬
- 発現事象
-
降圧作用が減弱
- 理由・原因
-
イルベサルタン:血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成阻害により、本剤の降圧作用を減弱
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : 非ステロイド性抗炎症薬
- 発現事象
-
更に腎機能が悪化
- 理由・原因
-
イルベサルタン:プロスタグランジンの合成阻害により、腎血流量が低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
11.薬剤名等 : 非ステロイド性抗炎症薬
- 発現事象
-
利尿降圧作用が減弱
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用による腎内プロスタグランジンの減少が、水・ナトリウムの体内貯留を引き起こし、利尿剤の作用と拮抗
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
12.薬剤名等 : バルビツール酸誘導体
- 発現事象
-
起立性低血圧を増強
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
13.薬剤名等 : アヘンアルカロイド系麻薬
- 発現事象
-
起立性低血圧を増強
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
14.薬剤名等 : アルコール
- 発現事象
-
起立性低血圧を増強
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:これらの薬剤は血管拡張作用を有するので、チアジド系利尿剤の降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
15.薬剤名等 : 昇圧アミン
- 発現事象
-
作用を減弱
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:血管壁の反応性の低下及び交感神経終末からの生理的ノルアドレナリンの放出抑制
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
16.薬剤名等 : ツボクラリン及びその類似作用物質
- 発現事象
-
麻痺作用を増強
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:利尿剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
17.薬剤名等 : 降圧剤
- 発現事象
-
降圧作用を増強
- 理由・原因
-
作用機序が異なる降圧剤との併用により、降圧作用が増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
18.薬剤名等 : ジギタリス剤
- 発現事象
-
心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:チアジド系利尿剤による血清カリウム値の低下により、多量のジギタリスが心筋Na+-K+ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
19.薬剤名等 : 糖質副腎皮質ホルモン剤
- 発現事象
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低カリウム血症
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:共にカリウム排泄作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
20.薬剤名等 : ACTH
- 発現事象
-
低カリウム血症
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:共にカリウム排泄作用を有する
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
21.薬剤名等 : グリチルリチン製剤
- 発現事象
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血清カリウム値の低下
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:これらの薬剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、本剤との併用により低カリウム血症を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
22.薬剤名等 : 甘草含有製剤
- 発現事象
-
血清カリウム値の低下
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:これらの薬剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、本剤との併用により低カリウム血症を増強
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
23.薬剤名等 : 糖尿病用剤
- 発現事象
-
作用を著しく減弱
- 理由・原因
-
トリクロルメチアジド:機序は明確ではないが、チアジド系利尿剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
24.薬剤名等 : リチウム
- 発現事象
-
中毒
- 理由・原因
-
イルベサルタン:リチウムの再吸収はナトリウムと競合するため、本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの再吸収が促進
- 投与条件
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-
- 指示
-
注意
25.薬剤名等 : リチウム
- 発現事象
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中毒<振戦・消化器愁訴等>が増強
- 理由・原因
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トリクロルメチアジド:チアジド系利尿剤は遠位尿細管でナトリウムの再吸収を抑制するが、長期投与では近位尿細管で代償的にナトリウム、リチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
26.薬剤名等 : コレスチラミン
- 発現事象
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利尿降圧作用が減弱
- 理由・原因
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トリクロルメチアジド:コレスチラミンの吸着作用により、利尿剤の吸収が阻害
- 投与条件
-
-
- 指示
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注意