商品名

ヘマンジオルシロップ小児用0.375% 医薬品基本情報

薬効

2900 その他の個々の器官系用医薬品

一般名

プロプラノロール塩酸塩シロップ

英名

Hemangiol

剤型

シロップ

薬価

252.50成分一致薬品で比較

規格

0.375% 1mL

メーカー

マルホ

毒劇区分

(劇)

ヘマンジオルシロップ小児用0.375%の効能効果

乳児血管腫

ヘマンジオルシロップ小児用0.375%の使用制限等

 1.嘔吐、食事を十分に摂取していない

記載場所

用法・用量

注意レベル

禁止

 2.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、気管支痙攣又はその恐れ・疑い、気管支喘息又はその恐れ・疑い、低血糖、洞不全症候群、洞房ブロック、重度徐脈、房室ブロック<2・3度>、心原性ショック、コントロール不良の心不全、重度低血圧症、壊疽、レイノー症候群、重度末梢循環障害、褐色細胞腫、パラガングリオーマ、異型狭心症、嘔吐、食事を十分に摂取していない

記載場所

使用上の注意

注意レベル

禁止

 3.全身麻酔薬を使用する処置が予定、心不全<コントロール不良の心不全を除く>、徐脈<重度徐脈を除く>、房室ブロック<1度>、低血圧<重度低血圧症を除く>、潰瘍を伴う乳児血管腫、PHACE症候群、重篤な腎機能障害、重篤な肝機能障害

記載場所

使用上の注意

注意レベル

注意

ヘマンジオルシロップ小児用0.375%の副作用等

 1.高カリウム血症、無顆粒球症

記載場所

重大な副作用

頻度

頻度不明

 2.低血圧、徐脈、房室ブロック、低血糖、痙攣、意識障害、意識混濁、昏睡、気管支痙攣、気管支反応性亢進、喘鳴、咳嗽、発熱、気管支炎悪化、細気管支炎悪化、気道感染症悪化

記載場所

重大な副作用

頻度

5%未満

 3.過敏症、蕁麻疹、レイノー現象、血管収縮、おむつ皮膚炎、乾癬様皮膚炎

記載場所

その他の副作用

頻度

頻度不明

 4.紅斑、発疹、血圧低下、心電図QT延長、睡眠障害、悪夢、傾眠、激越、易刺激性、喘鳴、咳嗽、上気道感染、気管支炎、細気管支炎、下痢、食欲減退、嘔吐、吐き戻し、便秘、腹痛、排便回数増加、悪心、放屁、異常便、AST増加、ALT増加、ALP増加、好中球数減少、貧血、末梢冷感、多汗症、発熱、気分変化、泣き、冷汗、無力症、脱毛症、体重減少、血中カリウム増加

記載場所

その他の副作用

頻度

5%未満

 5.血圧が急激に上昇、急性気管支異常、急性肺異常、呼吸困難、喘鳴、下気道感染、低血糖悪化、低血圧、高カリウム血症、脳卒中、心血管症状、心拍数減少、房室ブロック、心室内伝導遅延、うっ血性心不全、気管支痙攣、低血糖、低血糖症の症状をマスク、頻脈をマスク、振戦をマスク、低血糖性痙攣、他の薬剤によるアナフィラキシー反応がより重篤

記載場所

使用上の注意

頻度

頻度不明

ヘマンジオルシロップ小児用0.375%の相互作用

 1.薬剤名等 : リドカイン

発現事象

代謝を遅延させ血中濃度を上昇

理由原因

本剤が肝血流量を減らし、また肝の薬物代謝酵素を阻害するために、リドカインの代謝が遅れる

投与条件

-

指示

禁止

 2.薬剤名等 : 交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤

発現事象

交感神経系の過剰の抑制<徐脈・心不全等>

理由原因

相互に作用(交感神経抑制作用)を増強

投与条件

-

指示

慎重投与

 3.薬剤名等 : クラス1抗不整脈剤

発現事象

過度の心機能抑制<徐脈・心停止等>

理由原因

抗不整脈剤は陰性変力作用及び陰性変時作用を有するが、β遮断剤もカテコールアミンの作用を遮断することにより心機能を抑制するため、併用により心機能が過度に抑制

投与条件

-

指示

慎重投与

 4.薬剤名等 : クラス3抗不整脈剤

発現事象

過度の心機能抑制<徐脈・心停止等>

理由原因

抗不整脈剤は陰性変力作用及び陰性変時作用を有するが、β遮断剤もカテコールアミンの作用を遮断することにより心機能を抑制するため、併用により心機能が過度に抑制

投与条件

-

指示

慎重投与

 5.薬剤名等 : 血糖降下剤

発現事象

血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク

理由原因

血糖値が低下するとカテコールアミンが副腎から分泌され肝でのグリコーゲンの分解を促し血糖値を上昇させるが、肝臓のβ受容体が遮断されているとカテコールアミンによる血糖上昇作用が抑えられ、血糖降下作用が増強、カテコールアミンによる頻脈のような低血糖症状がマスク

投与条件

-

指示

注意

 6.薬剤名等 : カルシウム拮抗剤

発現事象

心不全、低血圧・徐脈・房室ブロック等の伝導障害

理由原因

肝血流量の変化によって本剤の代謝が影響をうける、相互に作用(心収縮力や刺激伝導系の抑制作用、降圧作用等)を増強

投与条件

-

指示

注意

 7.薬剤名等 : クロニジン

発現事象

投与中止後のリバウンド現象<血圧上昇・頭痛・嘔気等>を増強

理由原因

クロニジンを中止すると、血中カテコールアミンが上昇し、血圧上昇をきたすが、β遮断剤が投与されていると、カテコールアミンによるα刺激作用が優位になり、血管収縮がさらに増強

投与条件

-

指示

注意

 8.薬剤名等 : 交感神経刺激剤

発現事象

相互の薬剤の効果が減弱、血圧上昇、血管収縮

理由原因

徐脈は副交感神経の反射による、非選択性のβ遮断剤により末梢血管のβ受容体が遮断された状態でアドレナリンなどの交感神経作動薬が投与されると、α受容体を介する血管収縮作用のみがあらわれる

投与条件

-

指示

注意

 9.薬剤名等 : 麻酔剤

発現事象

反射性頻脈が弱まり低血圧のリスクが増加

理由原因

麻酔剤により低血圧が起こると反射性の頻脈が起こるが、β遮断剤が併用されていると、反射性の頻脈を弱め、低血圧が強められる、陰性変力作用を有する麻酔剤では、相互に作用を増強

投与条件

-

指示

注意

10.薬剤名等 : ジギタリス製剤

発現事象

房室伝導時間が延長し徐脈・房室ブロック

理由原因

ジギタリス、β遮断剤はともに房室結節伝導時間を延長

投与条件

-

指示

注意

11.薬剤名等 : シメチジン

発現事象

本剤の血中濃度が上昇し作用が増強

理由原因

シメチジンが肝血流量を低下させ、また、肝の薬物代謝酵素を阻害することにより、肝での本剤の分解が低下

投与条件

-

指示

注意

12.薬剤名等 : クロルプロマジン

発現事象

作用がそれぞれに増強

理由原因

本剤とクロルプロマジンが薬物代謝酵素を競合するために、本剤、クロルプロマジンともに血中濃度が上昇

投与条件

-

指示

注意

13.薬剤名等 : ヒドララジン

発現事象

本剤の血中濃度が上昇し作用が増強

理由原因

ヒドララジンが肝血流量を増加

投与条件

-

指示

注意

14.薬剤名等 : 非ステロイド性抗炎症剤

発現事象

本剤の降圧作用が減弱

理由原因

非ステロイド性抗炎症剤は血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成を阻害

投与条件

-

指示

注意

15.薬剤名等 : リファンピシン

発現事象

本剤の血中濃度が低下し作用が減弱

理由原因

リファンピシンが肝酵素を誘導し、本剤の代謝・消失を促進

投与条件

-

指示

注意

16.薬剤名等 : キニジン

発現事象

本剤の血中濃度が上昇し作用が増強

理由原因

チトクロームP450によって代謝をうける薬剤との間で、血中濃度が影響をうける

投与条件

-

指示

注意

17.薬剤名等 : プロパフェノン

発現事象

本剤の血中濃度が上昇し作用が増強

理由原因

チトクロームP450によって代謝をうける薬剤との間で、血中濃度が影響をうける

投与条件

-

指示

注意

18.薬剤名等 : ワルファリン

発現事象

血中濃度が上昇し作用が増強

理由原因

本剤がワルファリンの肝代謝を阻害

投与条件

-

指示

注意

19.薬剤名等 : コレスチラミン

発現事象

本剤の血中濃度が低下し作用が減弱

理由原因

本剤と陰イオン交換樹脂であるコレスチラミンが消化管内で結合し、本剤の吸収が遅延・抑制

投与条件

-

指示

注意

20.薬剤名等 : 副腎皮質ホルモン剤

発現事象

副腎皮質機能抑制、本剤は低血糖のリスクを高める

理由原因

本剤は低血糖から回復するためのカテコールアミンの作用を抑制する可能性及び低血糖の症状(頻脈、振戦等)をマスクする可能性がある

投与条件

副腎皮質ホルモン剤を長期間

指示

注意

ヘマンジオルシロップ小児用0.375%

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