ヘパリンナトリウム注1万単位/10mL「ニプロ」の効能・効果
汎発性血管内血液凝固症候群の治療、 (人工心肺、血液透析、体外循環装置使用時) の血液凝固の防止、血管カテーテル挿入時の血液凝固の防止、 (血液検査、輸血) の血液凝固の防止、 (四肢動脈血栓塞栓症、静脈血栓症、心筋梗塞症、脳塞栓症、肺塞栓症、血栓塞栓症) の (予防、治療) 、 (手術後、手術中) の血栓塞栓症の (予防、治療)
ヘパリンナトリウム注1万単位/10mL「ニプロ」の使用制限等
1.頭蓋内出血又はその恐れ・疑い、喀血、血管障害による出血傾向、月経期間中、血小板減少性紫斑病、血友病、手術時、出血、消化管潰瘍、性器出血を伴う妊産褥婦、尿路出血、血液凝固障害[汎発性血管内血液凝固症候群<DIC>を除く]、出血又はその恐れ・疑い、亜急性細菌性心内膜炎、重症高血圧症、重症糖尿病、大腸炎、内臓腫瘍、消化管憩室炎、外傷後日の浅い、中枢神経系の手術後日の浅い、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、HITの既往、ヘパリン起因性血小板減少症の既往、heparin-induced thrombocytopeniaの既往、重篤な腎障害、重篤な肝障害
- 記載場所
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使用上の注意
- 注意レベル
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原則禁止
ヘパリンナトリウム注1万単位/10mL「ニプロ」の副作用等
1.ショック、アナフィラキシー、血圧低下、意識低下、呼吸困難、チアノーゼ、蕁麻疹、脳出血、消化管出血、肺出血、硬膜外血腫、後腹膜血腫、腹腔内出血、術後出血、刺入部出血、重篤な出血、著明な血小板減少、HIT、脳梗塞、肺塞栓症、深部静脈血栓症、血栓症、シャント閉塞、回路内閉塞、著明な血小板数減少
- 記載場所
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重大な副作用
- 頻度
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頻度不明
2.過敏症、そう痒感、蕁麻疹、悪寒、発熱、鼻炎、気管支喘息、流涙、脱毛、白斑、出血性皮膚壊死、AST上昇、ALT上昇、骨粗鬆症、低アルドステロン症、局所疼痛性血腫
- 記載場所
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その他の副作用
- 頻度
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頻度不明
3.ヘパリン起因性血小板減少症、HIT、heparin-induced thrombocytopenia
- 記載場所
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使用上の注意
- 頻度
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頻度不明
4.穿刺部位血腫、麻痺、血栓、反跳性出血、致命的、コレステロール結晶塞栓症、CCE
- 記載場所
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使用上の注意
- 頻度
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頻度不明
ヘパリンナトリウム注1万単位/10mL「ニプロ」の相互作用
1.薬剤名等 : 抗凝固剤
- 発現事象
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本剤の作用が出血傾向を増強
- 理由・原因
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本剤の抗凝固作用と血液凝固因子の生合成阻害作用により相加的に出血傾向が増強
- 投与条件
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- 指示
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注意
2.薬剤名等 : 血栓溶解剤
- 発現事象
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本剤の作用が出血傾向を増強
- 理由・原因
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本剤の抗凝固作用とフィブリン溶解作用により相加的に出血傾向が増強
- 投与条件
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- 指示
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注意
3.薬剤名等 : 血小板凝集抑制作用を有する薬剤
- 発現事象
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本剤の作用が出血傾向を増強
- 理由・原因
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本剤の抗凝固作用と血小板凝集抑制作用により相加的に出血傾向が増強
- 投与条件
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- 指示
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注意
4.薬剤名等 : テトラサイクリン系抗生物質
- 発現事象
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本剤の作用が減弱
- 理由・原因
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- 投与条件
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- 指示
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注意
5.薬剤名等 : 強心配糖体
- 発現事象
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本剤の作用が減弱
- 理由・原因
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- 投与条件
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- 指示
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注意
6.薬剤名等 : ニトログリセリン製剤
- 発現事象
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本剤の作用が減弱
- 理由・原因
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- 投与条件
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- 指示
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注意
7.薬剤名等 : 筋弛緩回復剤
- 発現事象
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本剤の抗凝固作用が増強
- 理由・原因
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スガマデクスナトリウム4mg/kgと抗凝固剤の併用中に活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)又はプロトロンビン時間(PT)の軽度で一過性の延長
- 投与条件
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- 指示
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注意
8.薬剤名等 : アンデキサネット アルファ
- 発現事象
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本剤の抗凝固作用が減弱しヘパリン抵抗性
- 理由・原因
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In vitroデータから、アンデキサネット アルファ(遺伝子組換え)がヘパリン-アンチトロンビン3複合体に作用し、本剤の抗凝固作用を減弱
- 投与条件
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- 指示
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注意