ミコフェノール酸モフェチルカプセル250mg「NIG」の効能・効果
腎移植後の難治性拒絶反応の治療、 (腎移植、肝移植、心移植、肺移植、膵移植) の拒絶反応の抑制、ループス腎炎、造血幹細胞移植の移植片対宿主病の抑制
ミコフェノール酸モフェチルカプセル250mg「NIG」の使用制限等
1.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.重度慢性腎不全、糸球体濾過率<GFR>25mL/分/1.73㎡未満
- 記載場所
-
用法・用量
- 注意レベル
-
注意
3.HGPRT欠損症、Kelley-Seegmiller症候群、Lesch-Nyhan症候群、ヒポキサンチン-グアニン-ホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損症、重篤な消化器系疾患、腎移植後臓器機能再開遅延、肝炎ウイルスキャリア、B型肝炎ウイルスキャリア、HBs抗原陰性、C型肝炎ウイルスキャリア、慢性腎不全、重度腎障害のある肝移植、重度腎障害のある心移植、重度腎障害のある肺移植
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
ミコフェノール酸モフェチルカプセル250mg「NIG」の副作用等
1.白血球減少、貧血
- 記載場所
-
重大な副作用
2.進行性多巣性白質脳症、PML、意識障害、認知障害、麻痺症状、片麻痺、四肢麻痺、言語障害
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
3.錯乱、幻覚、精神病
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
4.感染症、日和見感染、サイトメガロウイルス感染症、非定型抗酸菌感染症、アスペルギルス感染症、カンジダ感染症、ムコール感染症、ニューモシスティス感染症、パルボウイルス感染症、ノカルジア感染症、黄色ブドウ球菌感染症、リステリア感染症、結核、肺炎、敗血症、感染性心内膜炎、帯状疱疹、単純疱疹、上気道感染、気管支炎、感冒、髄膜炎、創感染、腹膜炎、食道炎、腸炎、胆管炎、膿瘍、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎、C型肝炎悪化、BKウイルス腎症、血液障害、無顆粒球症、重度下痢、脱水症状、アシドーシス、低酸素症、重度腎障害、腎不全、腎尿細管壊死、水腎症、腎機能障害、心障害、心停止、肺高血圧症、心嚢液貯留、無呼吸、アレルギー反応
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
5.痙攣
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
5%未満
6.汎血球減少、好中球減少、血小板減少、赤芽球癆、悪性リンパ腫、リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍、皮膚悪性腫瘍、消化管障害、消化管潰瘍、消化管出血、消化管穿孔、イレウス、糖尿病、脱水症、血栓症、脳梗塞、網膜静脈血栓症、動脈血栓症、心不全、狭心症、不整脈、期外収縮、心房細動、心房粗動、上室性頻脈、心室性頻脈、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇、黄疸、肺水腫、気胸、難聴
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
5%未満
7.下痢
- 記載場所
-
その他の副作用
8.赤血球増加症、プロトロンビン時間延長、トロンボプラスチン時間延長、斑状出血、点状出血、腸絨毛萎縮、遷延する下痢、体重減少、直腸障害、鼓腸、歯肉炎、歯肉肥厚、口渇、口内乾燥、筋緊張亢進、異常感覚、傾眠、発声障害、激越、情動障害、思考異常、頻尿、遺尿、尿失禁、排尿困難、代謝異常、循環血液量増加、循環血液量減少、高カルシウム血症、低血糖、アルカローシス、真菌性皮膚炎、皮膚肥厚、皮膚そう痒、発汗、男性型多毛症、呼吸困難、喀痰増加、過換気、無気肺、鼻出血、喀血、しゃっくり、下腿痙直、起立性低血圧、低血圧、血管拡張、徐脈、静脈圧増加、血管痙攣、結膜炎、視覚障害、弱視、眼出血、耳痛、耳鳴、副甲状腺障害、クッシング症候群、顔面浮腫、腹水、嚢腫、リンパ嚢腫、陰嚢水腫、体重増加、インフルエンザ様症状、疼痛、骨盤痛、頚部痛、インポテンス、蒼白、急性炎症反応、関節痛、関節炎、筋肉痛、炎症マーカー上昇
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
9.ヘマトクリット値減少、ヘモグロビン減少、赤血球数減少、好中球数増加、白血球数増加、網赤血球増加、網赤血球減少、低色素性貧血、腹痛、嘔吐、嘔気、食欲不振、アミラーゼ上昇、腸炎、腹部膨満、胃炎、口内炎、便秘、膵炎、メレナ、消化不良、嚥下障害、頭痛、しびれ、四肢しびれ、舌しびれ、めまい、うつ、振戦、不眠、失神、ニューロパシー、不安、譫妄、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LAP上昇、尿路感染、出血性膀胱炎、BUN上昇、蛋白尿、クレアチニン上昇、血尿、尿閉、高尿酸血症、Mg上昇、トリグリセライド上昇、高脂血症、コレステロール上昇、コリンエステラーゼ低下、血清総蛋白減少、AG比異常、血清アルブミン低下、血糖値上昇、K上昇、K低下、P低下、Cl低下、Na低下、低カルシウム血症、高リン酸血症、痛風、低マグネシウム血症、脱毛、発疹、蜂巣炎、ざ瘡、小水疱性皮疹、皮膚潰瘍、鼻咽頭炎、副鼻腔炎、咳増加、胸水、喘息、骨粗鬆症、関節痛、筋力低下、筋痛、高血圧、頻脈、白内障、甲状腺機能低下、免疫グロブリン減少、発熱、サイトメガロウイルス抗体増加、CRP上昇、倦怠感、浮腫、胸痛、体重減少、免疫グロブリン増加、ヘルニア、悪寒、出血、無力症
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
10.流産、脳露出、腹壁破裂、動脈管開存、胸部破裂、下痢、白血球減少、敗血症、感染、貧血
- 記載場所
-
使用上の注意
11.催奇形性
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
12.重度好中球減少
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
13.重度腎障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
14.心障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
15.B型肝炎ウイルス再活性化、C型肝炎悪化
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
16.高尿酸血症を増悪、B型肝炎ウイルス再活性化による肝炎、C型肝炎悪化、催奇形性、外耳道閉鎖、小耳症、眼欠損症、小眼球症、両眼隔離症、小顎症、合指、多指、短指、心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、食道閉鎖、二分脊椎、感染症、消化管出血、血中自然抗体価リバウンド、下痢、貧血、白血球減少、小核試験陽性、染色体異常
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
ミコフェノール酸モフェチルカプセル250mg「NIG」の相互作用
1.薬剤名等 : 生ワクチン
- 発現事象
-
類薬による免疫抑制下で生ワクチン接種により発症
- 理由・原因
-
免疫抑制作用により発症の可能性が増加
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : 免疫抑制剤
- 発現事象
-
悪性リンパ腫、悪性腫瘍<特に皮膚>、感染<日和見感染症や進行性多巣性白質脳症PML>に対する感受性の上昇
- 理由・原因
-
過度の免疫抑制
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
3.薬剤名等 : グルクロン酸抱合を阻害する薬剤
- 発現事象
-
本剤の作用が増強
- 理由・原因
-
本剤の曝露量が増加すると考えられ、イサブコナゾニウム硫酸塩の活性代謝物であるイサブコナゾールがUGTを阻害することにより、本剤のAUCが35%増加
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
4.薬剤名等 : アザチオプリン
- 発現事象
-
骨髄機能抑制
- 理由・原因
-
両剤とも骨髄機能抑制作用が報告
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
5.薬剤名等 : ミゾリビン
- 発現事象
-
骨髄機能抑制
- 理由・原因
-
両剤とも骨髄機能抑制作用が報告
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
6.薬剤名等 : シクロスポリン
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤の腸肝循環が阻害され、本剤の血中濃度が低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
7.薬剤名等 : 腸肝循環に影響を与える薬剤
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤のAUCが40%低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
8.薬剤名等 : コレスチラミン
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤のAUCが40%低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
9.薬剤名等 : コレスチミド
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤のAUCが40%低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
10.薬剤名等 : マグネシウム含有制酸剤
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤の吸収が減少
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
11.薬剤名等 : アルミニウム含有制酸剤
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤の吸収が減少
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
12.薬剤名等 : ランソプラゾール
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤の吸収が減少したとの報告があり、併用薬によるpHの上昇により、本剤の溶解性が低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
13.薬剤名等 : セベラマー
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤のCmaxが30%、AUCが25%低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
14.薬剤名等 : シプロフロキサシン
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤のトラフ値が約50%低下したとの報告があり、併用薬により腸内細菌叢が変化することにより、本剤の腸肝循環が阻害され、本剤の血中濃度が低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
15.薬剤名等 : アモキシシリン・クラブラン酸
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
本剤のトラフ値が約50%低下したとの報告があり、併用薬により腸内細菌叢が変化することにより、本剤の腸肝循環が阻害され、本剤の血中濃度が低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
16.薬剤名等 : リファンピシン
- 発現事象
-
本剤の作用が減弱
- 理由・原因
-
リファンピシンが肝代謝酵素を誘導することにより本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
17.薬剤名等 : アシクロビル
- 発現事象
-
副作用があらわれる
- 理由・原因
-
腎尿細管での分泌が競合し、本剤の代謝物及びアシクロビル、ガンシクロビル等の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
18.薬剤名等 : バラシクロビル
- 発現事象
-
副作用があらわれる
- 理由・原因
-
腎尿細管での分泌が競合し、本剤の代謝物及びアシクロビル、ガンシクロビル等の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
19.薬剤名等 : ガンシクロビル
- 発現事象
-
副作用があらわれる
- 理由・原因
-
腎尿細管での分泌が競合し、本剤の代謝物及びアシクロビル、ガンシクロビル等の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
20.薬剤名等 : バルガンシクロビル
- 発現事象
-
副作用があらわれる
- 理由・原因
-
腎尿細管での分泌が競合し、本剤の代謝物及びアシクロビル、ガンシクロビル等の血中濃度が上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
21.薬剤名等 : 不活化ワクチン
- 発現事象
-
効果を減弱
- 理由・原因
-
本剤の免疫抑制作用により、接種されたワクチンに対する抗体産生が抑制
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意