ストックリン錠600mgの効能・効果
HIV-1感染症
ストックリン錠600mgの使用制限等
1.本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴、トリアゾラム投与中、ミダゾラム投与中、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩投与中、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩投与中、エルゴメトリンマレイン酸塩投与中、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中、ボリコナゾール投与中、グラゾプレビル投与中、エルバスビル投与中
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
禁止
2.血清トランスアミナーゼの正常範囲の上限より5倍以上の上昇が持続
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
相対禁止
3.B型肝炎感染の既往、C型肝炎感染の既往、B型肝炎感染又はその恐れ・疑い、C型肝炎感染又はその恐れ・疑い、精神病の既往、薬物乱用の既往、慢性肝疾患
- 記載場所
-
使用上の注意
- 注意レベル
-
注意
ストックリン錠600mgの副作用等
1.水疱、落屑、粘膜波及、発熱、重度発疹、肝不全、重篤な肝障害、QT延長、精神神経系症状、運動失調、脳症、昏睡、錯乱、精神運動遅延、精神病、せん妄、痙攣、てんかん発作
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
頻度不明
2.水疱、湿性落屑、潰瘍、重度発疹
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
5%未満
3.皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑
- 記載場所
-
重大な副作用
- 頻度
-
0.1%未満
4.頭痛、インフルエンザ様症候群、疼痛、無力症、倦怠感、発熱、嘔気、嘔吐、下痢、消化不良、胃炎、胃腸炎、胃食道逆流、アミラーゼ上昇、口渇、腹痛、鼓腸放屁、食欲亢進、食欲不振、潮紅、動悸、頻脈、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、関節痛、筋痛、めまい、不眠、集中力障害、疲労、うつ症状悪化、激越、健忘、不安、運動失調、感情不安定、多幸症、幻覚、偏頭痛、異常感覚、抑うつ、神経過敏、傾眠、異夢、錯乱、喘息、副鼻腔炎、上気道感染、発疹、斑状丘疹性皮疹、紅斑、脱毛、湿疹、脂漏、じん麻疹、毛包炎、皮膚そう痒、多汗、多汗<夜間>、好中球減少、耳鳴、血糖値上昇、体重減少、視力異常、味覚倒錯
- 記載場所
-
その他の副作用
5.体脂肪再分布、体脂肪蓄積、後頸部体脂肪再分布、後頸部体脂肪蓄積、胸部体脂肪再分布、胸部体脂肪蓄積、腹部体脂肪再分布、腹部体脂肪蓄積、後腹膜部体脂肪再分布、後腹膜部体脂肪蓄積、膵炎、感情鈍麻、精神病、小脳障害、平衡障害、眼振、カタトニー、皮膚剥離、光線過敏性皮膚炎、女性化乳房、貧血、赤血球数減少、ヘモグロビン低下
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
頻度不明
6.アルコール不耐性、ほてり、失神、末梢性浮腫、肝炎、総ビリルビン上昇、協調障害、インポテンス、性欲減退、性欲亢進、神経痛、末梢神経障害、言語障害、痙攣、離人症、思考異常、振戦、ざ瘡、総コレステロール上昇、血清トリグリセライド上昇、体重増加、複視、嗅覚錯誤
- 記載場所
-
その他の副作用
- 頻度
-
5%未満
7.精神神経系症状、めまい、集中力障害、傾眠、異夢、不眠
- 記載場所
-
使用上の注意
8.重篤な肝障害
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
9.総コレステロール上昇、血清トリグリセライド上昇、血清コレステロール上昇
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
10.QT延長
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
11.発疹、妄想、不穏当な行動、重度急性うつ病、自殺願望、自殺企図、精神神経系症状、免疫再構築症候群、日和見感染に対する炎症反応、自己免疫疾患、甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎、脊髄髄膜瘤、神経管欠損、奇形、胎仔無脳、胎仔に片眼の無眼球症、胎仔小眼球症、胎仔口蓋裂
- 記載場所
-
使用上の注意
- 頻度
-
頻度不明
ストックリン錠600mgの相互作用
1.薬剤名等 : トリアゾラム
- 発現事象
-
代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈・持続的な鎮静・呼吸抑制>
- 理由・原因
-
CYP3A4に対する競合
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
2.薬剤名等 : ミダゾラム
- 発現事象
-
代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈・持続的な鎮静・呼吸抑制>
- 理由・原因
-
CYP3A4に対する競合
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
3.薬剤名等 : エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン
- 発現事象
-
代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈・持続的な鎮静・呼吸抑制>
- 理由・原因
-
CYP3A4に対する競合
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
4.薬剤名等 : ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩
- 発現事象
-
代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈・持続的な鎮静・呼吸抑制>
- 理由・原因
-
CYP3A4に対する競合
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
5.薬剤名等 : メチルエルゴメトリンマレイン酸塩
- 発現事象
-
代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈・持続的な鎮静・呼吸抑制>
- 理由・原因
-
CYP3A4に対する競合
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
6.薬剤名等 : エルゴメトリンマレイン酸塩
- 発現事象
-
代謝が抑制、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象<不整脈・持続的な鎮静・呼吸抑制>
- 理由・原因
-
CYP3A4に対する競合
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
7.薬剤名等 : ボリコナゾール
- 発現事象
-
AUC及びCmaxがそれぞれ77%及び61%減少、本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ44%及び38%増加
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
8.薬剤名等 : エルバスビル
- 発現事象
-
血漿中濃度が低下し効果が減弱
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4及びP-gp誘導作用によりこれらの薬剤の代謝及び排出が促進
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
9.薬剤名等 : グラゾプレビル
- 発現事象
-
血漿中濃度が低下し効果が減弱
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4及びP-gp誘導作用によりこれらの薬剤の代謝及び排出が促進
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
10.薬剤名等 : セイヨウオトギリソウ含有食品
- 発現事象
-
本剤の血中濃度が低下し抗ウイルス作用の欠如、本剤又は他の非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤の耐性化
- 理由・原因
-
セイヨウオトギリソウにより誘導された肝薬物代謝酵素(CYP3A4)が本剤の代謝を促進し、クリアランスを上昇
- 投与条件
-
-
- 指示
-
禁止
11.薬剤名等 : ポサコナゾール
- 発現事象
-
AUC及びCmaxがそれぞれ50%及び45%低下、真菌症の発症
- 理由・原因
-
ポサコナゾールのクリアランスが亢進し、ポサコナゾールの血漿中濃度が低下する(ポサコナゾールが基質となるUGT1A4及び/又はP-gpに対する本剤の誘導作用が関与している可能性がある)
- 投与条件
-
本剤(400mg経口1日1回)とポサコナゾール(400mg経口1日2回)を併用
- 指示
-
相対禁止
12.薬剤名等 : 食物
- 発現事象
-
本剤の曝露量を増加させ副作用の発現頻度を増加
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
13.薬剤名等 : リファンピシン
- 発現事象
-
-
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
14.薬剤名等 : アルコール
- 発現事象
-
相加的に中枢神経系効果が増強
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
15.薬剤名等 : 中枢神経作用薬
- 発現事象
-
相加的に中枢神経系効果が増強
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
16.薬剤名等 : CYP3A4の基質である化合物
- 発現事象
-
血中濃度は低下
- 理由・原因
-
本剤は、チトクロームP450(CYP)3A4及びCYP2B6の誘導剤
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
17.薬剤名等 : CYP2B6の基質である化合物
- 発現事象
-
血中濃度は低下
- 理由・原因
-
本剤は、チトクロームP450(CYP)3A4及びCYP2B6の誘導剤
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
18.薬剤名等 : リトナビル
- 発現事象
-
臨床検査値異常<肝酵素上昇>、高頻度の臨床的有害事象<例:めまい・嘔気・異常感覚>
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤600mg(1日1回、就寝時投与)とリトナビル500mg(12時間ごと投与)
- 指示
-
注意
19.薬剤名等 : ホスアンプレナビル
- 発現事象
-
アンプレナビルのAUCが13%・Cminが36%低下
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4誘導作用により、アンプレナビルの代謝が促進
- 投与条件
-
ホスアンプレナビル1400mg及びリトナビル200mgの1日1回投与と本剤600mg1日1回を併用
- 指示
-
注意
20.薬剤名等 : アタザナビル
- 発現事象
-
曝露量が減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤600mgとアタザナビルとの併用
- 指示
-
注意
21.薬剤名等 : ロピナビル・リトナビル
- 発現事象
-
ロピナビルのCminが39%低下
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4誘導作用により、ロピナビルの代謝が促進
- 投与条件
-
ロピナビル・リトナビル(カプセル剤)と本剤を併用
- 指示
-
注意
22.薬剤名等 : ダルナビル
- 発現事象
-
AUC・Cmax及びCminがそれぞれ13%・15%及び31%減少、本剤のAUC・Cmax及びCminがそれぞれ21%・15%及び17%増加
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4誘導作用により、ダルナビルの代謝が促進
- 投与条件
-
ダルナビル/リトナビル(300mg/100mg1日2回)と本剤(600mg1日1回)を併用
- 指示
-
注意
23.薬剤名等 : ダルナビル
- 発現事象
-
AUC及びCminがそれぞれ14%及び57%減少
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4誘導作用により、ダルナビルの代謝が促進
- 投与条件
-
ダルナビル/リトナビル(900mg/100mg1日1回)と本剤(600mg1日1回)を併用
- 指示
-
注意
24.薬剤名等 : マラビロク
- 発現事象
-
AUC及びCmaxはそれぞれ45%及び51%減少
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4誘導作用によりマラビロクの代謝が促進
- 投与条件
-
本剤(600mg経口1日1回)とマラビロク(100mg経口1日2回)を併用
- 指示
-
注意
25.薬剤名等 : ドルテグラビル
- 発現事象
-
AUC・Cmax及びCminはそれぞれ57%・39%及び75%減少
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用によりドルテグラビルの代謝が促進
- 投与条件
-
本剤(600mg経口1日1回)とドルテグラビル(50mg経口1日1回)を併用
- 指示
-
注意
26.薬剤名等 : ソホスブビル・ベルパタスビル
- 発現事象
-
効果が減弱、ベルパタスビルの血漿中濃度が低下
- 理由・原因
-
本剤のP-gp及びCYP誘導作用により、ベルパタスビルのクリアランスが亢進
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
27.薬剤名等 : リファンピシン
- 発現事象
-
本剤のAUCが26%・Cmaxが20%減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
28.薬剤名等 : リファブチン
- 発現事象
-
Cmax及びAUCをそれぞれ32%及び38%低下
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
29.薬剤名等 : クラリスロマイシン
- 発現事象
-
薬物動態に対して有意な影響、AUC及びCmaxがそれぞれ39%及び26%減少、水酸化代謝物のAUC及びCmaxがそれぞれ34%及び49%増加
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤(400mg1日1回)とクラリスロマイシン(500mg12時間ごと)を1週間併用
- 指示
-
注意
30.薬剤名等 : クラリスロマイシン
- 発現事象
-
発疹
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
31.薬剤名等 : 経口避妊薬
- 発現事象
-
ノルゲスチメートの活性代謝物のノルエルゲストロミンのAUCは64%減少、ノルゲスチメートの活性代謝物のレボノルゲストレルのAUCは83%減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤(600mg1日1回)と経口避妊薬(エチニルエストラジオール0.035mg・ノルゲスチメート0.25mg1日1回)を14日間併用
- 指示
-
注意
32.薬剤名等 : アトルバスタチン
- 発現事象
-
2-ヒドロキシアトルバスタチンのAUC・Cmaxを35・13%減少、4-ヒドロキシアトルバスタチンのAUC・Cmaxを4・47%減少、AUC・Cmaxを43・12%減少、総HMG-CoA還元酵素阻害活性物質のAUC・Cmaxを34・20%減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤(600mg経口1日1回)とアトルバスタチン(10mg経口1日1回)を併用
- 指示
-
注意
33.薬剤名等 : プラバスタチン
- 発現事象
-
AUC及びCmaxが40%及び18%減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤(600mg経口1日1回)とプラバスタチン(40mg経口1日1回)を併用
- 指示
-
注意
34.薬剤名等 : シンバスタチン
- 発現事象
-
AUC・Cmaxを69%・76%減少、HMG-CoA還元酵素阻害活性物質のAUC・Cmaxを60%・62%減少、オープンアシド体のAUC・Cmaxを58%・51%減少、総HMG-CoA還元酵素阻害物質のAUC・Cmaxを60%・70%減少
- 理由・原因
-
本剤のCYP3A4誘導作用により、シンバスタチンの代謝が促進
- 投与条件
-
本剤(600mg経口1日1回)とシンバスタチン(40mg経口1日1回)を併用
- 指示
-
注意
35.薬剤名等 : カルバマゼピン
- 発現事象
-
本剤のAUC・Cmax・Cminはそれぞれ36%・21%・47%減少、AUC・Cmax・Cminはそれぞれ27%・20%・35%減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤(600mg経口1日1回)とカルバマゼピン(400mg1日1回)を併用
- 指示
-
注意
36.薬剤名等 : チトクロームP450で代謝される他の抗痙攣薬
- 発現事象
-
血漿中濃度を増加あるいは減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意
37.薬剤名等 : イトラコナゾール
- 発現事象
-
AUC・Cmax・Cminはそれぞれ39・37・44%減少、活性代謝物のAUC・Cmax・Cminはそれぞれ37・35・43%減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤(600mg経口1日1回)とイトラコナゾール(200mg経口12時間ごと)を併用
- 指示
-
注意
38.薬剤名等 : ジルチアゼム
- 発現事象
-
AUC・Cmax・Cminはそれぞれ69・60・63%減少、N-脱メチル化体のAUC・Cmax・Cminは37・28・37%減少、脱アセチル化体のAUC・Cmax・Cminは75・64・62%減少
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤(600mg経口1日1回)とジルチアゼム(240mg経口1日1回)を併用
- 指示
-
注意
39.薬剤名等 : アトバコン・プログアニル
- 発現事象
-
アトバコンのAUC及びCmaxはそれぞれ75%及び44%低下、プログアニルのAUCは43%低下
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
本剤(600mg1日1回)とアトバコン・プログアニル(250mg/100mg単回投与)を併用
- 指示
-
注意
40.薬剤名等 : 肝毒性が知られている薬剤
- 発現事象
-
重篤な肝障害発現のリスクが増加
- 理由・原因
-
-
- 投与条件
-
-
- 指示
-
注意