ミグリステン錠20の用法・用量
通常、成人にはジメトチアジンとして1日60mgを3回に分けて経口投与する。重症には必要に応じジメトチアジンとして1日120mgまで増量することができる。年齢、症状により適宜増減する。
ミグリステン錠20の効能・効果
片頭痛、緊張性頭痛。
ミグリステン錠20の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]過敏症:(頻度不明)発疹。
- [2]皮膚:(0.1%未満)皮膚色素沈着、(頻度不明)光線過敏症。
- [3]精神神経系:(5%以上)眠気、(0.1~5%未満)ふらつき、めまい、倦怠感、不眠、(0.1%未満)振戦、神経過敏。
- [4]消化器:(5%以上)口渇、(0.1~5%未満)胃不快感、悪心、胃痛、便秘、下痢、(0.1%未満)食欲不振、腹痛、軟便。
- [5]内分泌系:(0.1%未満)乳房痛、月経異常。
- [6]その他:(0.1%未満)熱感。
ミグリステン錠20の使用上の注意
【禁忌】
- 1.フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者。
- 2.昏睡状態にある患者[昏睡状態が悪化するおそれがある]。
- 3.バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制剤の作用を延長し増強させる]。
【重要な基本的注意】
- 1.眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように十分注意すること。
- 2.制吐作用を有するため、他の薬剤に基づく中毒、腸閉塞、脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化することがあるので注意すること。
【妊婦】
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
【授乳婦】
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
【高齢者】
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
【相互作用】
- 2.併用注意:
- [1]中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体、催眠鎮静剤、麻酔剤等)、アルコール[相互に中枢神経抑制作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること(共に中枢神経抑制作用を有する)]。
- [2]降圧剤(ACE阻害剤、アンジオテンシン2受容体拮抗剤、持続性Ca拮抗剤)[相互に降圧作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること(共に降圧作用を有する)]。
- [3]アトロピン様作用を有する薬剤(ブチルスコポラミン臭化物、三環系抗うつ剤、抗ヒスタミン剤)[相互に抗コリン作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること(共に抗コリン作用を有する)]。
【適用上の注意】
- 1.薬剤交付時の注意:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
【保管上の注意】
室温保存。
ミグリステン錠20の成分一致薬品
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