メコバラミン注500μg「NP」の用法・用量
〈末梢性神経障害の場合〉
通常、成人は1日1回1アンプル(メコバラミンとして500μg)を週3回、筋肉内または静脈内に注射する。ただし、年齢及び症状により適宜増減する。
〈巨赤芽球性貧血の場合〉
通常、成人は1日1回1アンプル(メコバラミンとして500μg)を週3回、筋肉内または静脈内に注射する。約2カ月投与した後、維持療法として1~3カ月に1回1アンプルを投与する。
メコバラミン注500μg「NP」の効能・効果
- [1]末梢性神経障害。
- [2]ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血。
メコバラミン注500μg「NP」の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 1.重大な副作用:
- 1)アナフィラキシー(頻度不明):血圧降下、呼吸困難等のアナフィラキシーを起こすことがある。
- 2.その他の副作用:
- [1]過敏症:(0.1%未満)発疹。
- [2]その他:(0.1%未満)頭痛、発熱感、(頻度不明)発汗、筋肉内注射部位の疼痛・硬結。
発現頻度は製造販売後調査を含む。
メコバラミン注500μg「NP」の使用上の注意
【重要な基本的注意】
本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきでない。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【適用上の注意】
- 1.薬剤投与時の注意:
- 1)光分解を受けやすいので、使用直前に遮光ケースより取り出し、直ちに使用するとともに、遮光に留意すること。
- 2)筋肉内注射時:組織・神経などへの影響を避けるため、次の点に注意すること。・ 筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行うこと。なお、特に筋肉内注射時同一部位への反復注射は行わないこと。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意すること。・ 筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意すること。・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
【取扱い上の注意】
外箱開封後、アンプルは遮光ケースに入れた状態で保存すること。
【保管上の注意】
室温保存。