ヨウレチン錠「100」の用法・用量
ヨウ素として、1日300~600μgを1日2~3回に分割経口投与する。
ヨウレチン錠「100」の効能・効果
- 1.ヨード不足による甲状腺腫、ヨード不足による甲状腺機能低下症。
- 2.中心性網膜炎、網膜出血、硝子体出血・硝子体混濁、網膜中心静脈閉塞症。
- 3.小児気管支喘息、喘息様気管支炎。
ヨウレチン錠「100」の副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献等を参考に集計した。
副作用集計の対象となった2,015例中15例(0.74%)の副作用が認められた。胃腸障害は9例(0.45%)、薬疹は3例(0.15%)、食欲不振は2例(0.10%)、頭痛1例(0.05%)に認められた。
ヨウレチン錠「100」の使用上の注意
【禁忌】
ヨード過敏症の既往歴のある患者。
【慎重投与】
- 1.慢性甲状腺炎のある患者。
- 2.治療後のバセドウ病のある患者。
- 3.先天性甲状腺ホルモン生成障害のある患者。
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意。
【妊婦・産婦・授乳婦等への投与】
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与する。
【小児等への投与】
- 1.小児気管支喘息及び小児における喘息様気管支炎の場合:低出生体重児又は新生児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
- 2.その他の疾患の場合:低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
【適用上の注意】
- 薬剤交付時:
- 1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
- 2.本剤をPTPシートから取り出して保存する場合は、湿気、光を避けて保存するよう指導する。