ライザケア輸液の組成・成分
1000mL中
L-リシン塩酸塩:25g
L-アルギニン塩酸塩:25g
ライザケア輸液の用法・用量
通常、成人にはルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)投与開始30分前より1回1000mLを4時間かけて点滴静注する。
ライザケア輸液の効能・効果
ルテチウムオキソドトレオチド<177Lu>による腎被曝の低減。
ライザケア輸液の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2.その他の副作用:
- [1]過敏症:(10%未満)紅斑。
- [2]腎臓:(10%未満)頻尿。
- [3]消化器:(10%以上)悪心。
- [4]その他:(10%未満)注入部位血管外漏出。
ライザケア輸液の使用上の注意
【禁忌】
アミノ酸代謝異常のある患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化する可能性がある]。
【小児等】
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
【その他の注意】
- 1.臨床使用に基づく情報:ペプチド受容体放射性核種療法において、L-リシン塩酸塩とL-アルギニン塩酸塩を含む輸液の投与により、高カリウム血症が発現したとの報告があり、臨床症状(動悸、胸痛、全身倦怠感)や心電図異常(flattened P waves、high peaked T waves)を伴う症例も報告されている。
【取扱い上の注意】
液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
【保管上の注意】
室温保存。